![]() 置換シクロヘキシルジアミン
专利摘要:
本発明は、μ−オピオイド受容体およびORL1受容体への親和性を示す化合物、その製造方法、この化合物を含む医薬ならびに医薬製造へのこの化合物の使用に関する。 公开号:JP2011515431A 申请号:JP2011501145 申请日:2009-03-25 公开日:2011-05-19 发明作者:エングルベルガー・ヴェルナー;カウフマン・イェンス;ゲバウアー・ユーリアン;シック・ハンス;シュレーダー・ヴォルフガング;ソーンダーズ・デレク・ジョン;ゾンネンシャイン・ヘルムート;タイル・フリッツ;ツェモルカ・ザスキア;ノルテ・ベルト;リンツ・クラウス 申请人:グリュネンタール・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング; IPC主号:C07D209-20
专利说明:
[0001] 本発明は、μ−オピオイド受容体およびORL1受容体への親和性を示す置換シクロヘキシルジアミン、その製造方法、この化合物を含む医薬ならびに医薬製造へのこの化合物の使用に関する。] 背景技術 [0002] μ−オピオイド受容体およびORL1受容体への親和性を示すシクロヘキサン誘導体は従来技術で公知である。これに関連して例えばきわめて広範囲に特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12、特許文献13、特許文献14、特許文献15、特許文献16、特許文献17、特許文献18、特許文献19、特許文献20、特許文献21、特許文献22、特許文献23、特許文献24、特許文献25、特許文献26、特許文献27、特許文献28および特許文献29を参照することができる。] [0003] しかしながら、これら公知の化合物はどの点においても満足がいかずかつ匹敵するかもしくはより良好な性質を有する更なる化合物が要求される。] [0004] このようにこれら公知の化合物は適当な結合アッセイで、hERG−イオンチャネル、L型カルシウムイオンチャネル(フェニルアルキルアミン−、ベンゾチアゼピン−、ジヒドロピリジン活性部位)、ないしはBTXアッセイ(バトラコトキシン)におけるナトリウムチャネルに対するある一定の親和性をときおり示し、このことはそれぞれ心血管系の副作用についての前兆として示されることができる。さらに数多くの公知の化合物は水性媒体中でわずかな溶解度しか示さず、このことは生物学的利用率に特に不利な影響を及ぼす可能性がある。さらにこれら公知の化合物の化学的な安定性はしばしば不十分でしかない。例えばこれら化合物はときおり不十分なpH安定性、UV安定性もしくは酸化安定性を示し、このことは貯蔵安定性ならびに経口的な生物学的利用率に特に不利な影響を及ぼす可能性がある。さらにこれら公知の化合物は部分的に不利なPK/PD(薬動学/薬力学)プロファイルを示し、このことは例えば長すぎる作用期間で明らかとなりうる。] [0005] 公知の化合物の代謝安定性にも改善が必要であると思われる。代謝安定性が改善されたということは、生物学的利用率が高いということを意味しうる。薬物の摂取および排泄に関与する輸送体分子との相互作用が弱いかもしくは存在しないということも、生物学的利用率が改善されておりかつ場合によっては薬剤相互作用がわずかであることの示唆とみなすことができる。さらに薬物の分解および排泄に関与する酵素との相互作用もできるだけわずかであることが好ましい、というのもこのような試験結果が、薬剤相互作用が場合によってはわずかであるかまたはまったくないことが期待されうることを同様に指し示すからである。] [0006] 国際公開第2002/090317号パンフレット 国際公開第2002/90330号パンフレット 国際公開第2003/008370号パンフレット 国際公開第2003/008731号パンフレット 国際公開第2003/080557号パンフレット 国際公開第2004/043899号パンフレット 国際公開第2004/043900号パンフレット 国際公開第2004/043902号パンフレット 国際公開第2004/043909号パンフレット 国際公開第2004/043949号パンフレット 国際公開第2004/043967号パンフレット 国際公開第2005/063769号パンフレット 国際公開第2005/066183号パンフレット 国際公開第2005/110970号パンフレット 国際公開第2005/110971号パンフレット 国際公開第2005/110973号パンフレット 国際公開第2005/110974号パンフレット 国際公開第2005/110975号パンフレット 国際公開第2005/110976号パンフレット 国際公開第2005/110977号パンフレット 国際公開第2006/018184号パンフレット 国際公開第2006/108565号パンフレット 国際公開第2007/079927号パンフレット 国際公開第2007/079928号パンフレット 国際公開第2007/079930号パンフレット 国際公開第2007/079931号パンフレット 国際公開第2007/124903号パンフレット 国際公開第2008/009415号パンフレット 国際公開第2008/009416号パンフレット 米国特許第4065573号明細書] 先行技術 [0007] Rose et al.Can.J.Chem.、74、1996、1836 Lednicer et al.,J.Med.Chem.、23、1980、424−430 Katritzky et al.,Synthesis 1989、66−69 Layer、Chem.Rev.、1963、8、489−510 Maddox et al.,J.Med.Chem.、1965、8、230−235 Kudzma et al.,J.Med.Chem.、1989、32、2534−2542 Elliott et al.Bioorg.Med.Chem.Lett.;EN;16;11;2006;2929 Diratl et al.Tetrahedron Lett.;EN;47;8;2006;1295 V.Bavetsias et al.,J.Med.Chem.43、2000、1910−1926 A.Hamze et al.,J.Org.Chem.68、2003、7316−7321 S.Lee et al.,Bull.Korean Chem.Soc.25、2004、207−212 A.S.K.Hashmi et al.,Org.Lett.6、2004、4391−4394 T.Morwick et al.,Org.Lett.4、2002、2665−2668 K.Thompson et al.,J.Med.Chem.41、1998、3923−3927 Mol.Pharmacol.,51,1997,S.816−824 Binding of batrachotoxinin A 20−alpha−benzoate to a receptor site associated rsodium channels in synaptic nerve ending particles.Catterall WA、Morrow CS、Daly JW、Brown GB.J Biol Chem.1981 Sep 10;256(17):8922−7 Kim,S.H.and Chung,J.M.,An experimental model for peripheral neuropathy produced by segmental spinal nerve ligation in the rat,Pain,50(1992)355−363] 発明が解決しようとする課題 [0008] 本発明の課題は、薬学的な目的に適当でありかつ従来技術の化合物に対する利点を有する化合物を提供することである。] 課題を解決するための手段 [0009] この課題は特許請求項の対象によって解決される。] [0010] μ−オピオイド受容体およびORL1受容体への親和性を示す置換シクロヘキシルジアミンを製造できることが驚くべきことに見いだされた。] [0011] 本発明は、一般式(1)で示される化合物に関し、 式中、 Y1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2から成る群から選択されており;特に、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−CNおよび−C1−8−アリファト(Aliphat)から成る群から選ばれるか;あるいはY1とY1’、またはY2とY2’、またはY3とY3’、またはY4とY4’は共に=Oを表わし;Qは−R0;特に−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリール;殊に−CH2−インドリルを表わし; Xは=O、=CR6R7または=N−R6を表わし; R0はそれぞれ無関係に−C1−8−アリファト、−C3−12−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリール、−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C3−8−シクロアリファト−C1−8−アリファト、−C3−8−シクロアリファト−アリールもしくは−C3−8−シクロアリファト−ヘテロアリールを表わし;R1およびR2は相互に無関係にHもしくは−R0を表わすか;あるいはR1とR2は共に−CH2CH2OCH2CH2−、−(CH2)3−6−または−CH2CH2NR’CH2CH2−、式中R’=−H、−R0もしくは−C(=O)R0、を表わし; R3は−R0を表わし; R4は−H、−C(=O)R0または−R0を; R5は−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)H、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0または−NHC(=O)N(R0)2を表わし; R6およびR7はそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)H、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0または−NHC(=O)N(R0)2を表わすか; あるいはR5およびR6は共に1個の5もしくは6員環を形成し、その残りの環原子はそれぞれ相互に無関係にC、N、SまたはOであり、その際、この環は芳香族もしくは非芳香族の、非置換又は、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)−NHR0および−NH−C(=O)N(R0)2から成る群から相互に無関係に選ばれる置換基によってモノ置換又はポリ置換されており; その際、 「アリファト」はそれぞれ、分枝状又は非分枝状、飽和もしくは一価ないしは多価不飽和の、非置換あるいはモノ置換又はポリ置換の脂肪族炭化水素基であり; 「シクロアリファト」はそれぞれ飽和もしくは一価ないしは多価不飽和の、非置換あるいはモノ置換又はポリ置換の脂環式の単環状又は多環状の炭化水素基であり、この炭化水素基の環炭素原子の数が好ましくは記載された範囲内であり(つまり「C3−8−」シクロアリファトは好ましくは3、4、5、6、7もしくは8個の炭素を有し); その際、「アリファト」および「シクロアリファト」について「モノ置換又はポリ置換」とは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)−NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群から相互に無関係に選ばれる置換基による1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換、例えばモノ、ジ、トリ置換または完全な置換のことであり; 「アリール」はそれぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するがこの環にヘテロ原子を含まない炭素環系を表わし、その際、アリール基は場合によっては更なる飽和、(部分的に)不飽和もしくは芳香族の環系と縮合していてもよくかついずれのアリール基も非置換あるいはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、アリール置換基は同じでも異なっていてもよくかつアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく; 「ヘテロアリール」は1、2、3、4もしくは5個のヘテロ原子を有する5、6もしくは7員環の芳香族基を表わし、その際、ヘテロ原子は同じかもしくは異なって窒素、酸素もしくは硫黄であり、かつヘテロ環は非置換あるいはモノ置換又はポリ置換であってもよく;その際、ヘテロ環における置換の場合には置換基は同じかもしくは異なっていてもよくかつヘテロアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく;かつその際、ヘテロ環は二環系もしくは多環系の部分であってもよく; その際、「アリール」および「ヘテロアリール」に関して「モノ置換又はポリ置換の」とは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群から選ばれる置換基による環系の1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換のことであり;その際、場合によっては存在するN環原子はそれぞれ酸化されていてもよい(N−オキシド); で示される化合物、あるいはその個々の立体異性体又はこれらの混合物、その遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩および/または溶媒和化合物に関する。] [0012] 種々の基、例えばY1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’、の統合ならびに置換基、例えば−OR0、−OC(=O)R0、−OC(=O)NHR0、の基の統合の場合には、2個以上の基、例えば−OR0、−OC(=O)R0、−OC(=O)NHR0、についての置換基、例えばR0、は1つの物質内で異なる意味を有していてもよい。] [0013] 本発明による化合物はORL1受容体およびμ−オピオイド受容体への良好な結合を示す。] [0014] 好ましい実施形態の場合には本発明による化合物は少なくとも0.1のORL1/μ親和性比を有する。このORL1/μ比は1/[Ki(ORL1)/Ki(μ)]とは異なる。特に好ましくはORL1/μ比は、少なくとも0.2または少なくとも0.5、好ましくは少なくとも1.0または少なくとも2.0、なお好ましくは少なくとも3.0または少なくとも4.0、最も好ましくは少なくとも5.0または少なくとも7.5、さらに特に少なくとも10または少なくとも15である。好ましい実施形態の場合にはORL1/μ比は0.1〜30、特に0.1〜25の範囲内である。] [0015] その他の好ましい実施の形態の場合には本発明による化合物は30以上、好ましくは少なくとも50、なお好ましくは少なくとも100、最も好ましくは少なくとも200、さらに特に少なくとも300、のORL1/μ親和性比を有する。] [0016] 本発明による化合物は好ましくは最大500nM、より好ましくは最大100nM、一層好ましくは50nM、最も好ましくは最大10nM、さらに特に最大1.0nMのμ−オピオイド受容体におけるKi値を有する。] [0017] μ−オピオイド受容体におけるKi値を測定する方法は当業者に公知である。好ましくはこの測定は実施例との関連で記載するとおりに実施される。] [0018] 本発明による化合物は好ましくは最大500nM、より好ましくは最大100nM、一層好ましくは50nM、最も好ましくは最大10nM、さらに特に最大1.0nMのORL1受容体におけるKi値を有する。] [0019] ORL1受容体におけるKi値を測定する方法は当業者に公知である。好ましくはこの測定は実施例との関連で記載するとおりに実施される。] [0020] 意外にも、1/[Ki(ORL1)/Ki(μ)]によって定義されるμに対するORL1の比が0.1〜30、特に0.1〜25、の範囲内であるORL1−およびμ−オピオイド受容体に対する親和性を有する化合物が他のオピオイド受容体リガンドに比して次の顕著な利点を有する薬理学的プロファイルを示すことが明らかとなった:] [0021] 1.本発明による化合物は、常用の第3工程オピオイドにときおり匹敵する急性痛モデルにおける効果を示す。しかし同時にこの化合物は、典型的なμ−オピオイドに比して顕著に良好な適合性が特徴である。] [0022] 2.常用の第3工程オピオイドに対して本発明による化合物はモノ−およびポリニューロパシー痛みのモデルにおける顕著に高い効果を示し、このことはORL1−オピオイドとμ−オピオイドの成分の相乗作用に原因を求めることができる。] [0023] 3.常用の第3工程オピオイドに対して本発明による化合物は神経障害性の動物において抗アロディニアないしは抗痛覚過敏の作用および抗侵害効果の十分な、好ましくは完全な、分離を示す。] [0024] 4.常用の第3工程オピオイドに対して本発明による化合物は慢性炎症痛(特にカラゲナン−もしくはCFA誘発の痛覚過敏、内臓炎症痛)についての動物モデルにおいて急性痛に対する顕著な作用の増大を示す。] [0025] 5.常用の第3工程オピオイドに対してμ−オピオイドに典型の副作用(特に呼吸抑制、オピオイド誘発性の痛覚過敏、身体的依存/禁断、精神的依存/中毒)が本発明による化合物の場合には治療有効量範囲内で顕著に軽減されているか、ないしは好ましくは観測不可能である。] [0026] したがって、一方で軽減されたμ−オピオイド副作用と他方で慢性痛、特に神経因性疼痛、における高められた効果という理由からORL1/μ−アゴニスト混合物は、純粋なμ−オピオイドに対する顕著に拡大された安全距離が特徴である。このことから痛みの状態、特に慢性痛、殊に神経因性疼痛、の処理における顕著に拡大された「治療の窓」が得られる。] [0027] 好ましくはY1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’は−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NH2、−NH−C1−6−アリファト、−NH−C3−8−シクロアリファト、−NH−C1−6−アリファト−OH、−N(C1−6−アリファト)2、−N(C3−8−シクロアリファト)2、−N(C1−6−アリファト−OH)2、−NO2、−NH−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−NH−C1−6−アリファト−アリール、−NH−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−SH、−S−C1−6−アリファト、−S−C3−8−シクロアリファト、−S−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−S−C1−6−アリファト−アリール、−S−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−S−アリール、−S−ヘテロアリール、−OH、−O−C1−6−アリファト、−O−C3−8−シクロアリファト、−O−C1−6−アリファト−OH、−O−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−O−C1−6−アリファト−アリール、−O−C1−6−アリファト−ヘレトアリール(Heretoaryl)、−O−アリール、−O−ヘテロアリール、−O−C(=O)C1−6−アリファト、−O−C(=O)C3−8−シクロアリファト、−O−C(=O)C1−6−アリファト−OH、−O−C(=O)C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−O−C(=O)C1−6−アリファト−アリール、−O−C(=O)C1−6−アリファト−ヘレトアリール、−O−C(=O)アリール、−O−C(=O)ヘテロアリール、−C1−6−アリファト、−C3−8−シクロアリファト、−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−C1−6−アリファト−アリール、−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−アリール、−ヘテロアリール、−C(=O)C1−6−アリファト、−C(=O)C3−8−シクロアリファト、−C(=O)C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−C(=O)C1−6−アリファト−アリール、−C(=O)C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)アリール、−C(=O)ヘテロアリール、−CO2H、−CO2−C1−6−アリファト、−CO2−C3−8−シクロアリファト、−CO2−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−CO2−C1−6−アリファト−アリール、−CO2−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−CO2−アリール、−CO2−ヘテロアリールから成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されているか;あるいはY1とY1’、またはY2とY2’、またはY3とY3’、またはY4とY4’は共に=Oを表わす。好ましくはY1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’は−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NH2および−OHから成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。] [0028] 本発明の好ましい実施形態の場合には基Y1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’の1つが−Hではなくかつ残りの基が−Hを表わす。] [0029] 特に好ましくはY1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’はそれぞれ−Hを表わす。] [0030] 好ましくはQは−C1−8−アリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリール;特にC1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、を表わす。その場合には−アリファト、−アリールおよび−ヘテロアリールはそれぞれ非置換であってもよいし、特に−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリールから成る群から相互に無関係に選ばれる置換基で、モノ置換又はポリ置換されていてもよい。] [0031] 本発明の好ましい実施形態の場合にはQは場合によってはそれぞれ−C1−8−アリファトを介して架橋された−フェニル、−ピロリル、−フリル、−チエニル、−ピリジル、−インドリル、−ベンゾフリルおよび−ベンゾチエニルから成る群から選択されており、その際、これらはそれぞれ非置換であってもよいし、特に−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリール(例えば−エチル−4−ピリジル)から成る群から相互に無関係に選ばれる置換基で、モノ置換又はポリ置換されていてもよい。] [0032] R0は好ましくはそれぞれ無関係に−C1−8−アリファト、−C3−12−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリールを表わす。その場合には−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリールまたは−C1−8−アリファト−ヘテロアリールは、基−C3−12−シクロアリファト、−アリールもしくは−ヘテロアリールがそれぞれ二価の架橋−C1−8−アリファト−を介して結合していることを意味している。−C1−8−アリファト−アリールの好ましい例は−CH2−C6H5、−CH2CH2−C6H5、および−CH=CH−C6H5である。] [0033] 好ましくはR1およびR2は相互に無関係にH;−C1−6−アリファト;−C3−8−シクロアリファト、−C1−6−アリファト−アリール、−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファトまたは−C1−6−アリファト−ヘテロアリールを表わすか;あるいは基R1とR2は共に1個の環を形成しかつ−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR’CH2CH2−または−(CH2)3−6−を表わす。好ましくはR1およびR2は相互に無関係にH;−C1−5−アリファトを表わすか;あるいは基R1とR2は共に1個の環を形成しかつ−CH2CH2OCH2CH2−、−CH2CH2NR’−CH2CH2−もしくは−(CH2)3−6−を表わし、その際、R’は好ましくは−Hまたは−C1−5−アリファトを表わす。特に好ましくは、、R1およびR2が相互に無関係にCH3または−Hを表し、その際、R1およびR2が同時には−Hを表わさないか;あるいはR1とR2が共に1個の環を形成しかつ−(CH2)3−4−を表わす化合物である。殊に有利であるのは、R1およびR2が−CH3を表わすか、R1が−Hを表わしかつR2が−CH3を表わす化合物である。] [0034] 特に好ましくはR1およびR2は、R1およびR2が結合した窒素原子とともに次の官能基の1つを形成する: 好ましくはR3は−C1−8−アリファト、−C3−8−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリールを表わすか;あるいはそれぞれ−C1−3−アリファト−基を介して結合した−アリール、−ヘテロアリールまたは−C3−8−シクロアリファトを表わす。] [0035] 特に好ましくはR3は、それぞれ非置換あるいはモノ置換又はポリ置換のエチル、−プロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−ヘプチル、−シクロペンチル、−シクロヘキシル、−フェニル、−ベンジル、−ナフチル、−アントラセニル、−チオフェニル、−ベンゾチオフェニル、−フリル、−ベンゾフラニル、−ベンゾジオキソラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ピロリル、−ピリジル、−ピリミジニルまたは−ピラジニル;それぞれ非置換あるいはモノ置換又はポリ置換の、枝なし飽和−C1−3−アリファト−基を介して結合した−C5−6−シクロアリファト、−フェニル、−ナフチル、−アントラセニル、−チオフェニル、−ベンゾチオフェニル、−ピリジル、−フリル、−ベンゾフラニル、−ベンゾジオキソラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ピロリル、−ピリミジニル、−トリアゾリルもしくは−ピラジニルを表わす。] [0036] より好ましくはR3は、それぞれ非置換あるいはモノ置換又はポリ置換のプロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−フリル、−チオフェニル、−ナフチル、−ベンジル、−ベンゾフラニル、−インドリル、−インダニル、−ベンゾジオキサニル、−ベンゾジオキソラニル、−ピリジル、−ピリミジニル、−ピラジニル、−トリアゾリルまたは−ベンゾチオフェニル;それぞれ非置換あるいはモノ置換又はポリ置換の、枝なし飽和−C1−3−アリファト−基を介して結合した−フェニル、−フリルまたは−チオフェニルを表わす。] [0037] なお一層好ましくはR3はそれぞれ置換もしくは非置換の−プロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−フェネチル、−チオフェニル、−ピリジル、−トリアゾリル、−ベンゾチオフェニルまたは−ベンジル、特に好ましくは−プロピル、−3−メトキシプロピル、−ブチル、−ペンチル、−ヘキシル、−フェニル、−3−メチルフェニル、−3−フルオロフェニル、−ベンゾ[1,3]−ジオキソリル、−チエニル、−ベンゾチオフェニル、−4−クロロベンジル、−ベンジル、−3−クロロベンジル、−4−メチルベンジル、−2−クロロベンジル、−4−フルオロベンジル、−3−メチルベンジル、−2−メチルベンジル、−3−フルオロベンジル、−2−フルオロベンジル、−1−メチル−1,2,4−トリアゾリルまたは−フェネチルを表わす。] [0038] 殊に好ましくはR3は−ブチル、−エチル、−3−メトキシプロピル、−ベンゾチオフェニル、−フェニル、−3−メチルフェニル、−3−フルオロフェニル、−ベンゾ[1,3]−ジオキソリル、−ベンジル、−1−メチル−1,2,4−トリアゾリル、−チエニルまたは−フェネチルを表わす。] [0039] 最も好ましくはR3はそれぞれ非置換又は環にてモノ置換又はポリ置換のフェニル、−ベンジルまたは−フェネチル;非置換あるいはモノ置換又はポリ置換のC1−5−アリファト、−C4−6−シクロアリファト、−ピリジル、−チエニル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4トリアゾリルまたは−ベンゾイミダゾリルを表わす。] [0040] 特に好ましくはR3は非置換又はF、−Cl、−Br、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5もしくは−N(CH3)2でモノ置換又はポリ置換された−フェニル、−ベンジル、−フェネチル、−チエニル、−ピリジル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4トリアゾリル、−ベンゾイミダゾリルまたは−ベンジル;それぞれ非置換または−OH、−OCH3もしくは−OC2H5でモノ置換又はポリ置換された−エチル、−n−プロピル、−2−プロピル、−アリル、−n−ブチル、−イソブチル、−s−ブチル、−t−ブチル、−n−ペンチル、−イソペンチル、−ネオペンチル、−n−ヘキシル、−シクロペンチルまたは−シクロヘキシルを表わし、この場合、好ましくは−チエニル、−ピリジル、−チアゾリル、−イミダゾリル、−1,2,4トリアゾリルおよび−ベンゾイミダゾリルは非置換である。] [0041] 特に好ましくはR3は、非置換又はF、−Cl、−CN、−CH3でモノ置換された−フェニル;−チエニル;非置換または−OCH3、−OHもしくは−OC2H5、殊に−OCH3、でモノ置換又はポリ置換された−エチル、−n−プロピルまたは−n−ブチルを表わす。] [0042] 好ましくはR4は−H、−C1−5−アリファト、−C3−8−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−6−アリファト−アリール、−C1−6−アリファト−C3−8−シクロアリファト、−C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)アリール、−C(=O)ヘテロアリール、−C(=O)C1−6−アリファト、−C(=O)C1−6−アリファト−アリール、−C(=O)C1−6−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)C3−8−シクロアリファト−アリール、−C(=O)C3−8−シクロアリファト−ヘテロアリール、特に−Hまたは−C1−5−アリファト、殊に−Hまたは−CH3、を表わす。] [0043] Xは=O、=CR6R7または=N−R6を表わす。Xが=Oを表わす場合には、一般式(1)の本発明による化合物は一般式(1−a)を有する。Xが=NR6を表わす場合には、一般式(1)の本発明による化合物は一般式(1−b)を有する。Xが=CR6R7を表わす場合には、一般式(1)の本発明による化合物は一般式(1−c)を有する:] [0044] 一般式(1−b)および(1−c)の本発明による化合物の好ましい実施形態を次に示す:] [0045] R5は好ましくは−H、−F、−Cl、−Br、−I、−C1−8−アリファト、−C3−12−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリール、−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)H、−C(=O)−C1−8−アリファト、−C(=O)−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)−アリール、−C(=O)−ヘテロアリール、−C(=O)−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)−C1−8−アリファト−アリール、−C(=O)−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)O−C1−8−アリファト、−C(=O)O−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)O−アリール、−C(=O)O−ヘテロアリール、−C(=O)O−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)O−C1−8−アリファト−アリール、−C(=O)O−C1−8−アリファト−ヘテロアリール(Heteroarl)、−CN、−C(=O)NH2、−C(=O)−NH−C1−8−アリファト、−C(=O)NH−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)NH−アリール、−C(=O)NH−ヘテロアリール、−C(=O)−NH−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)NH−C1−8−アリファト−アリール、−C(=O)NH−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)N(C1−8−アリファト)2、−C(=O)N(C3−12−シクロアリファト)2、−C(=O)N(アリール)2、−C(=O)N−(ヘテロアリール)2、−C(=O)N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−C(=O)N(C1−8−アリファト−アリール)2、−C(=O)−N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2、−NH2、−NO2、−NH−C1−8−アリファト、−NH−C3−12−シクロアリファト、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NH−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NH−C1−8−アリファト−アリール、−NH−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−N(C1−8−アリファト)2、−N(C3−12−シクロアリファト)2、−N(アリール)2、−N(ヘテロアリール)2、−N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−N(C1−8−アリファト−アリール)2、−N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2、−NHC(=O)−C1−8−アリファト、−NHC(=O)−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)−アリール、−NHC(=O)−ヘテロアリール、−NHC(=O)−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)−C1−8−アリファト−アリール、−NHC(=O)−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−NHC(=O)O−C1−8−アリファト、−NHC(=O)O−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)O−アリール、−NHC(=O)O−ヘテロアリール、−NHC(=O)O−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)O−C1−8−アリファト−アリール、−NHC(=O)O−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−NHC(=O)NH−C1−8−アリファト、−NHC(=O)NH−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)NH−アリール、−NHC(=O)−NH−ヘテロアリール、−NHC(=O)NH−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)NH−C1−8−アリファト−アリール、−NHC(=O)NH−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−NHC(=O)N(C1−8−アリファト)2、−NHC(=O)N(C3−12−シクロアリファト)2、−NHC(=O)N(アリール)2、−NHC(=O)−N(ヘテロアリール)2、−NHC(=O)N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−NHC(=O)N(C1−8−アリファト−アリール)2、−NHC(=O)N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2、−SH、−SC1−8−アリファト、−SC3−12−シクロアリファト、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−SC1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−SC1−8−アリファト−アリール、−SC1−8−アリファト−ヘテロアリール、−S(=O)1−2C1−8−アリファト、−S(=O)1−2C3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2アリール、−S(=O)1−2ヘテロアリール、−S(=O)1−2C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2C1−8−アリファト−アリール、−S(=O)1−2C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−S(=O)1−2OH、−S(=O)1−2OC1−8−アリファト、−S(=O)1−2OC3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2Oアリール、−S(=O)1−2Oヘテロアリール、−S(=O)1−2OC1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2OC1−8−アリファト−アリール、−S(=O)1−2OC1−8−アリファト−ヘテロアリール、−S(=O)1−2NH2、−S(=O)1−2NHC1−8−アリファト、−S(=O)1−2NHC3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2Nアリール、−S(=O)1−2NHヘテロアリール、−S(=O)1−2NHC1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2NHC1−8−アリファト−アリール、−S(=O)1−2NHC1−8−アリファト−ヘテロアリール、−S(=O)1−2N(C1−8−アリファト)2、−S(=O)1−2N(C3−12−シクロアリファト)2、−S(=O)1−2N(アリール)2、−S(=O)1−2N(ヘテロアリール)2、−S(=O)1−2N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−S(=O)1−2N(C1−8−アリファト−アリール)2または−S(=O)1−2N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2を表わす。] [0046] R6およびR7は好ましくはそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−C1−8−アリファト、−C3−12−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリール、−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)H、−C(=O)−C1−8−アリファト、−C(=O)−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)−アリール、−C(=O)−ヘテロアリール、−C(=O)−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)−C1−8−アリファト−アリール、−C(=O)−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)O−C1−8−アリファト、−C(=O)O−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)O−アリール、−C(=O)O−ヘテロアリール、−C(=O)O−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)O−C1−8−アリファト−アリール、−C(=O)O−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−CN、−C(=O)NH2、−C(=O)−NH−C1−8−アリファト、−C(=O)NH−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)NH−アリール、−C(=O)NH−ヘテロアリール、−C(=O)−NH−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C(=O)NH−C1−8−アリファト−アリール、−C(=O)NH−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C(=O)N(C1−8−アリファト)2、−C(=O)N(C3−12−シクロアリファト)2、−C(=O)N(アリール)2、−C(=O)N−(ヘテロアリール)2、−C(=O)N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−C(=O)N(C1−8−アリファト−アリール)2、−C(=O)−N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2、−OH、−OC1−8−アリファト、−OC3−12−シクロアリファト、−Oアリール、−Oヘテロアリール、−OC1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−OC1−8−アリファト−アリール、−OC1−8−アリファト−ヘテロアリール、−OC(=O)H、−OC(=O)−C1−8−アリファト、−OC(=O)−C3−12−シクロアリファト、−OC(=O)−アリール、−OC(=O)−ヘテロアリール、−OC(=O)−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−OC(=O)−C1−8−アリファト−アリール、−OC(=O)−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−OC(=O)O−C1−8−アリファト、−OC(=O)O−C3−12−シクロアリファト、−OC(=O)O−アリール、−OC(=O)−O−ヘテロアリール、−OC(=O)O−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−OC(=O)O−C1−8−アリファト−アリール、−OC(=O)−O−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−OC(=O)NH−C1−8−アリファト、−OC(=O)NH−C3−12−シクロアリファト、−OC(=O)NH−アリール、−OC(=O)NH−ヘテロアリール、−OC(=O)NH−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−OC(=O)NH−C1−8−アリファト−アリール、−OC(=O)NH−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−OC(=O)N(C1−8−アリファト)2、−OC(=O)N(C3−12−シクロアリファト)2、−OC(=O)N(アリール)2、−OC(=O)−N(ヘテロアリール)2、−OC(=O)N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−OC(=O)N(C1−8−アリファト−アリール)2、−OC(=O)N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2、−NH2、−NO2、−NH−C1−8−アリファト、−NH−C3−12−シクロアリファト、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NH−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NH−C1−8−アリファト−アリール、−NH−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−N(C1−8−アリファト)2、−N(C3−12−シクロアリファト)2、−N(アリール)2、−N(ヘテロアリール)2、−N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−N(C1−8−アリファト−アリール)2、−N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2、−NHC(=O)−C1−8−アリファト、−NHC(=O)−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)−アリール、−NHC(=O)−ヘテロアリール、−NHC(=O)−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)−C1−8−アリファト−アリール、−NHC(=O)−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−NHC(=O)O−C1−8−アリファト、−NHC(=O)O−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)O−アリール、−NHC(=O)O−ヘテロアリール、−NHC(=O)O−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)O−C1−8−アリファト−アリール、−NHC(=O)O−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−NHC(=O)NH−C1−8−アリファト、−NHC(=O)NH−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)NH−アリール、−NHC(=O)−NH−ヘテロアリール、−NHC(=O)NH−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NHC(=O)NH−C1−8−アリファト−アリール、−NHC(=O)NH−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−NHC(=O)N(C1−8−アリファト)2、−NHC(=O)N(C3−12−シクロアリファト)2、−NHC(=O)N(アリール)2、−NHC(=O)−N(ヘテロアリール)2、−NHC(=O)N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−NHC(=O)N(C1−8−アリファト−アリール)2、−NHC(=O)N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2、−SH、−SC1−8−アリファト、−SC3−12−シクロアリファト、−Sアリール、−Sヘテロアリール、−SC1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−SC1−8−アリファト−アリール、−SC1−8−アリファト−ヘテロアリール、−S(=O)1−2C1−8−アリファト、−S(=O)1−2C3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2アリール、−S(=O)1−2ヘテロアリール、−S(=O)1−2C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2C1−8−アリファト−アリール、−S(=O)1−2C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−S(=O)1−2OH、−S(=O)1−2OC1−8−アリファト、−S(=O)1−2OC3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2Oアリール、−S(=O)1−2Oヘテロアリール、−S(=O)1−2OC1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2OC1−8−アリファト−アリール、−S(=O)1−2OC1−8−アリファト−ヘテロアリール、−S(=O)1−2NH2、−S(=O)1−2NHC1−8−アリファト、−S(=O)1−2NHC3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2NHアリール、−S(=O)1−2NH−ヘテロアリール、−S(=O)1−2NHC1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−S(=O)1−2NHC1−8−アリファト−アリール、−S(=O)1−2NHC1−8−アリファト−ヘテロアリール、−S(=O)1−2N(C1−8−アリファト)2、−S(=O)1−2N(C3−12−シクロアリファト)2、−S(=O)1−2N(アリール)2、−S(=O)1−2N(ヘテロアリール)2、−S(=O)1−2N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−S(=O)1−2N(C1−8−アリファト−アリール)2または−S(=O)1−2N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2を表わすか; あるいはR5およびR6は共に1個の5もしくは6員環を形成し、その残りの環原子(即ち、XおよびXが結合しているC原子以外の3ないしは4個の環原子)はそれぞれ相互に無関係にC、N、SまたはOであり、その際、この環は芳香族もしくは非芳香族の、非置換あるいはモノ置換又はポリ置換されている。したがってこの実施形態の場合にはR5はC、N、SまたはOから成る群から選ばれる、場合によっては置換された環原子を表わす。R5が環原子−O−または−S−である場合には、これはそれ以上置換されていない。R5が環原子−C−である場合には、これはジ置換されており、この場合、置換基は例えば特にHである(−CH2−)。R5が環原子=C−である場合には、これはモノ置換されており、この場合、置換基は例えば特にHである(=CH−)。R5が環原子−N−である場合には、これはモノ置換されており、この場合、置換基は例えば特にHである(−NH−)。R5が環原子=N−である場合には、これはそれ以上置換されていない。R5およびR6により共に形成された環が−Hではない1個以上の置換基で置換されている場合には、その置換基は、相互に無関係に、好ましくは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−OH、−OR0、−NH2、−NHR0および−N(R0)2;特に好ましくは=Oおよび−CH3、から成る群から選ばれる。] [0047] Xが=Oを表わす場合には、R5は好ましくは−NH2、−NH−C1−8−アリファト、−NH−C3−12−シクロアリファト、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NH−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−NH−C1−8−アリファト−アリール、−NH−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−N(C1−8−アリファト)2、−N(C3−12−シクロアリファト)2、−N(アリール)2、−N(ヘテロアリール)2、−N(C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト)2、−N(C1−8−アリファト−アリール)2、または−N(C1−8−アリファト−ヘテロアリール)2;特に好ましくは−NH2、−NHC1−8−アリファトまたは−N(C1−8−アリファト)2、を表わす。] [0048] Xが=CR6R7または=NR6である場合には、R5は好ましくはR6と共に1個の5もしくは6員環を形成し、その残りの環原子(即ち、XおよびXが結合しているC原子以外の3ないしは4個の環原子)はそれぞれ相互に無関係にC、N、SまたはOであり、その際、この環は芳香族もしくは非芳香族の、非置換あるいはモノ置換又はポリ置換されている。好ましくは官能基−CR5(=X)は、非置換であってもよいし、モノ置換又はポリ置換されていてもよい次の基の一つを表わす: R7は好ましくは−H、−F、−Cl、−Br、−CH3、−OH、−OCH3、−CNまたは−NO2を表わす。] [0049] 説明するということを目的として炭化水素基は一方で脂肪族炭化水素基および他方で芳香族炭化水素基に分けられる。] [0050] 脂肪族炭化水素基自体は非環式の脂肪族炭化水素基(=「アリファト」)と環状脂肪族炭化水素基、即ち脂環式炭化水素基、(=「シクロアリファト」)に分けられる。シクロアリファトは単環式であってもよいし、多環式であってもよい。脂環式炭化水素基(「シクロアリファト」)には純粋な脂肪族炭素環式化合物ならびに脂肪族複素環式化合物が含まれる、即ち、−詳細に明言されない限り−「シクロアリファト」には純粋な脂肪族炭素環式化合物(例えばシクロヘキシル)、純粋な脂肪族複素環式化合物(例えばピペリジルまたはピペラジル(Piperazyl))ならびに非芳香族系、多環式系、場合によっては混合系(例えばデカリニル(Decalinyl)、デカヒドロキノリニル)が含まれる。] [0051] 芳香族炭化水素自体は、炭素環式の芳香族炭化水素(=「アリール」)と複素環式の芳香族炭化水素(=「ヘテロアリール」)に分けられる。] [0052] 多環式の、少なくとも部分芳香族の系への割当ては、多環式系の少なくとも1つの芳香環が環中に少なくとも1つのヘテロ原子(通常N、OまたはS)を有するかどうかを基準とすることが好ましい。少なくとも1つのこのようなヘテロ原子がこの環中に存在する場合には、(場合によっては多環式系の付加的に存在する環としてヘテロ原子を有するかもしくは有していない炭素環式の芳香族もしくは非芳香族環が存在している場合でさえ)好ましくは「ヘテロアリール」であり;多環式系の場合によっては複数の芳香環のいずれにおいてもこのようなヘテロ原子が存在しない場合には、(場合によっては付加的に存在する多環式系の非芳香環中に環ヘテロ原子が存在する場合でさえ)好ましくは「アリール」である。] [0053] したがって環状置換基の範囲内では好ましくは次の優先順位が上記割当てにおいて有効である:ヘテロアリール>アリール>シクロアリファト。] [0054] 説明するということを目的として一価と多価、例えば二価の炭化水素基を概念的には区別しない、つまり「C1−3−アリファト」には、文脈に応じて、例えば−C1−3−アルキル、−C1−3−アルケニルおよび−C1−3−アルキニルも含まれるし、例えば−C1−3−アルキレン−、−C1−3−アルケニレン−およびC1−3−アルキニレン−も含まれる。] [0055] 好ましくはアリファトはそれぞれ、分枝状又は非分枝状、飽和もしくは一価ないしは多価不飽和の、非置換あるいはモノ置換又はポリ置換の脂肪族炭化水素基である。アリファトがモノ置換又はポリ置換されている限り、この置換基は、それぞれ相互に無関係に、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)−NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群から成る群から選ばれる。したがって「アリファト」には分枝状であってもよいし、直鎖であってもよい非環式の飽和もしくは不飽和の炭化水素基、即ちアルカニル、アルケニルおよびアルキニルが含まれる。その場合にはアルケニルは少なくとも1つのC=C−二重結合を有しかつアルキニルは少なくとも1つのC≡C−三重結合を有する。好ましい非置換の一価アリファトには−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2CH3、−CH(CH3)2、−CH2CH2CH2CH3、−CH(CH3)CH2CH3、−CH2CH(CH3)2、−C(CH3)3、−CH2CH2CH2−CH2CH3および−CH2CH2−CH2CH2CH2CH3が含まれるが;−CH=CH2、−C≡CH、−CH2CH=CH2、−CH=CHCH3、−CH2C≡CH、−C≡CCH3および−CH=CHCH=CH2も含まれる。好ましい非置換の二価アリファトには−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−、−CH(CH3)−CH2−、−CH2CH2CH2−、−CH(CH3)CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−CH2−、−CH2CH2CH(CH3)−、−CH−(CH2CH3)CH2−および−CH2CH2−CH2CH2−が含まれるが;−CH=CH−、−C≡C−、−CH2CH=CH−、−CH=CHCH2−、−CH2C≡C−および−C≡CCH2−も含まれる。好ましい置換された一価アリファトには−CH2F、−CHF2、−CF3、−CH2CF3、−CF2CF3、−CH2OH、−CH2CH2OH、−CH2CHOHCH3、−CH2OCH3およびCH2CH2OCH3が含まれる。好ましい置換された二価アリファトには−CF2−、−CF2CF2−、−CH2CHOH−、−CHOHCH2−および−CH2CHOHCH2−が含まれる。特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピルおよびn−ブチルである。] [0056] 好ましくはシクロアリファトはそれぞれ、飽和もしくは一価ないしは多価不飽和の、非置換あるいはモノ置換又はポリ置換の脂肪族(即ち非芳香族)の、単環状又は多環状の炭化水素基である。炭化水素基の環炭素原子の数が好ましくは記載された範囲内である(つまり「C3−8−」シクロアリファトは好ましくは3、4、5、6、7もしくは8個の炭素を有する)。説明するということを目的として「C3−8−シクロアリファト」は好ましくは、飽和もしくは不飽和だが非芳香族で、場合によっては1個もしくは2個の炭素原子が相互に無関係にヘテロ原子S、NまたはOで置換されている3、4、5、6、7もしくは8個の環炭素原子を有する環状炭化水素である。シクロアルキルがモノ置換又はポリ置換されている限り、この置換基は−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。好ましくはC3−8−シクロアリファトはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルおよびシクロオクテニル、しかしまたテトラヒドロピラニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラゾリノニルおよびピロリジニルから成る群から選ばれる。] [0057] 好ましくは、「アリファト」ないしは「シクロアリファト」について「モノ置換又はポリ置換」とは−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−OC1−6−アルキル、−OC(=O)C1−6−アルキル、−SH、−NH2、−NHC1−6−アルキル、−N(C1−6−アルキル)2、−C(=O)OC1−6−アルキルまたは−C(=O)OHによる1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換、例えば一、二、三もしくは四置換、のことをいう。有利であるのは、「置換されたアリファト」または「置換されたシクロアリファト」が−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5または−N(CH3)2で置換されたアリファトまたはシクロアリファトを表わす化合物である。特に好ましい置換基は−F、−Cl、−OH、−SH、−NH2および−C(=O)OHである。] [0058] 多置換された基とは、異なるかもしくは同じ原子にて多置換された、例えば二もしくは三置換された、例えば−CF3または−CH2CF3の場合のように同じC原子でかあるいは−CH(OH)−CH=CH−CHCl2の場合のように異なる箇所で三置換された、基のことと理解することができる。多置換は同じ置換基によって行われてもよいし、異なる置換基によって行われてもよい。場合によっては置換基自体もまた置換されていてもよく;例えば−Oアリファトには、特にOCH2CH2O−CH2CH2−OHも含まれる。アリファトまたはシクロアリファトが−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5または−N(CH3)2で置換されている場合が有利である。アリファトまたはシクロアリファトが−OH、−OCH3または−OC2H5で置換されている場合が殊に有利である。] [0059] 好ましくはアリールはそれぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するがこの環にヘテロ原子を含まない炭素環系を表わし、その際、アリール基は場合によっては更なる飽和、(部分的に)不飽和もしくは芳香族の環系と縮合していてもよくかついずれのアリール基も非置換あるいはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、アリール置換基は同じでも異なっていてもよくかつアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよい。好ましいアリールはフェニル、ナフチル、アントラセニル、フェナントレニル、フルオランテニル、フルオレニル、インダニルおよびテトラリニルである。特に好ましくは、フェニルおよびナフチルである。アリールがモノ置換又はポリ置換されている限り、このアリール置換基は同じでも異なっていてもよく、アリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく、かつ−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)−NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)−NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。好ましい置換アリールは2−フルオロ−フェニル、3−フルオロ−フェニル、4−フルオロ−フェニル、2,3−ジフルオロ−フェニル、2,4−ジフルオロ−フェニル、3,4−ジフルオロ−フェニル、2−クロロ−フェニル、3−クロロ−フェニル、4−クロロ−フェニル、2,3−ジクロロ−フェニル、2,4−ジクロロ−フェニル、3,4−ジクロロ−フェニル、2−メトキシ−フェニル、3−メトキシ−フェニル、4−メトキシ−フェニル、2,3−ジメトキシ−フェニル、2,4−ジメトキシ−フェニル、3,4−ジメトキシ−フェニル、2−メチル−フェニル、3−メチル−フェニル、4−メチル−フェニル、2,3−ジメチル−フェニル、2,4−ジメチル−フェニルおよび3,4−ジメチル−フェニルである。] [0060] 好ましくはヘテロアリールは1、2、3、4もしくは5個のヘテロ原子を有する5、6もしくは7員環の芳香族基を表わし、その際、ヘテロ原子は同じかもしくは異なって窒素、酸素もしくは硫黄であり、かつヘテロ環は非置換あるいはモノ置換又はポリ置換であってもよく;その際、ヘテロ環における置換の場合には置換基は同じかもしくは異なっていてもよくかつヘテロアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく;かつその際、ヘテロ環は二環系もしくは多環系の部分であってもよい。有利であるのは、結合がヘテロアリール基のいずれの任意かつ可能な環構成要素を介して行われてもよい、ピロリル、インドリル、フリル(フラニル)、ベンゾフラニル、チエニル(チオフェニル)、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾオキサジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾジオキソラニル、ベンゾジオキサニル、フタラジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、インダゾリル、プリニル、インドリジニル、キノリニル、イソキノリニル、キナゾリニル、カルバゾリル、フェナジニル、フェノチアジニルまたはオキサジアゾリルから成る群から選ばれる「ヘテロアリール」である。ヘテロアリールがモノ置換又はポリ置換されている限り、このヘテロアリール置換基は同じでも異なっていてもよく、ヘテロアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく、かつ−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)−NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)−N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NH−C(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群からそれぞれ相互に無関係に選択されている。] [0061] 「アリール」または「ヘテロアリール」について「モノ置換又はポリ置換」とは1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換、例えばモノ、ジ、トリ、テトラもしくはペンタ置換、のことをいう。] [0062] 特に好ましくはアリールおよびヘテロアリールの置換基は、それぞれ相互に無関係に、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CHO、−CO2H、−NH2、−NO2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−SH、−SR0、−OH、−OR0、−C(=O)R0、−CO2R0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−S(=O)1−2R0、−S(=O)2NH2、−SO3H、=Oまたは−R0から成る群から選ばれる。好ましい置換基は−F、−Cl、−Br、−I、−OH、−OC1−6−アルキル、−O−C(=O)−C1−6−アルキル、−SH、−NH2、−NHC1−6−アルキル、−N(C1−6−アルキル)2、−C(=O)OC1−6−アルキルまたは−C(=O)OHである。有利であるのは、「置換されたアリール」または「置換されたヘテロアリール」が−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−CH3、−C2H5、−NH2、−NO2、−SH、−CF3、−OH、−OCH3、−OC2H5または−N(CH3)2で置換されたアリールまたはヘテロアリールを表わす化合物である。特に好ましい置換基は−F、−Cl、−OH、−SH、−NH2および−C(=O)OHである。] [0063] 本発明による化合物はその個々の立体異性体又はこれらの混合物、その遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩および/または溶媒和化合物の形で存在してもよい。] [0064] 本発明による化合物は置換パターン(Substitutionsmuster)に応じてキラルであってもよいし、アキラルであってもよい。] [0065] 本発明による化合物はシクロヘキサン環についての置換に応じて、1,4位における置換パターン(1位:>C(NR1R)R3;4位:>CHNCHQC(=X)R5)をシン/アンチと呼ぶこともできる異性体であってもよい。「シン/アンチ異性体」は立体異性体(立体配置異性体)のサブグループである。] [0066] 好ましい実施の形態の場合にはシン異性体のジアステレオマー過剰率は少なくとも50%de、より好ましくは少なくとも75%de、一層好ましくは少なくとも90%de、最も好ましくは少なくとも95%de、さらに特に少なくとも99%deである。他の好ましい実施の形態の場合にはアンチ異性体のジアステレオマー過剰量は少なくとも50%de、より好ましくは少なくとも75%de、一層好ましくは少なくとも90%de、最も好ましくは少なくとも95%de、さらに特に少なくとも99%deである。2つのジアステレオマーはその極性が異なっており、したがってこれ以降、非極性ジアステレオマーは極性ジアステレオマーから区別される。2つのジアステレオマーは(2つのステレオジエン中心の場合に)エナンチオマー対として存在する(RR+SSないしはRS+SR)。] [0067] 異性体(ジアステレオマー)を分離するための適当な方法は当業者に公知である。例としてカラムクロマトグラフィー、分取高速液体クロマトグラフィーおよび結晶法を挙げることができる。極性は例えば、2つのジアステレオマーが薄層クロマトグラフィーにより溶離される際の順序の原因である(逆相なしの条件)。] [0068] 本発明による化合物がキラルである場合には、この化合物は好ましくはラセミ体としてかまたはエナンチオマーの富化された形で存在する。好ましい実施の形態の場合にはS−エナンチオマーのエナンチオマー過剰率(ee)は少なくとも50%ee、より好ましくは少なくとも75%ee、一層好ましくは少なくとも90%ee、最も好ましくは少なくとも95%ee、さらに特に少なくとも99%eeである。他の好ましい実施の形態の場合にはR−エナンチオマーのエナンチオマー過剰率(ee)は少なくとも50%ee、より好ましくは少なくとも75%ee、一層好ましくは少なくとも90%ee、最も好ましくは少なくとも95%ee、さらに特に少なくとも99%eeである。] [0069] エナンチオマーを分離するための適当な方法は当業者に公知である。例としてキラル固定相での分取高速液体クロマトグラフィーおよびジアステレオマー中間体への変換を挙げることができる。ジアステレオマー中間体への変換は、例えばエナンチオマー純粋なキラル酸を用いた酸化として行うことができる。このようにして生成されたジアステレオマーの分離後にこの塩は再びその遊離塩基または他の塩に変換することができる。] [0070] 詳細に明言されない限り、本発明による化合物へのいずれの参照指示にも全ての異性体(例えば立体異性体、ジアステレオマー、エナンチオマー)が任意の混合比で含まれる。] [0071] 詳細に明言されない限り、本発明による化合物へのいずれの参照指示にもその遊離化合物(即ち塩として存在していない形)および全ての生理学的に許容し得る塩が含まれる。] [0072] 説明するということを目的として本発明による化合物の生理学的に許容し得る塩は、生理学的に−殊にヒトおよび/または哺乳類への適用の場合に−認容性である、アニオンとの、または無機ないしは有機の酸とのいずれかの化合物の酸との塩として存在する。] [0073] 特定の酸の生理学的に許容し得る塩の例は次のものの酸である:塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、マンデル酸、フマル酸、乳酸、クエン酸、グルタミン酸、サッカリン酸、モノメチルセバシン酸、5−オキソ−プロリン、ヘキサン−1−スルホン酸、ニコチン酸、2−、3−もしくは4−アミノ安息香酸、2,4,6−トリメチル安息香酸、α−リポ酸、アセチルグリシン、アセチルサリチル酸、馬尿酸および/またはアスパラギン酸。特に好ましくは、塩酸塩、クエン酸塩およびヘミクエン酸塩である。] [0074] カチオンまたは塩基との生理学的に許容し得る塩は、生理学的に−殊にヒトおよび/または哺乳類への適用の場合に−認容性である、−少なくとも1つの、特に無機の、カチオンとのアニオンとしてのいずれもの化合物の塩である。特に好ましくは、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩、しかしまたアンモニウム塩、しかし特に(モノ−)もしくは(ジ−)ナトリウム塩、(モノ−)もしくは(ジ−)カリウム塩、マグネシウム塩またはカルシウム塩である。] [0075] 次に本発明による化合物の好ましいそれぞれの実施形態を説明する。詳細に明言されない限り、置換基のそれぞれ前述の全ての定義(即ち、例えばR0〜R7についてY1〜Y4’、Q、Xなど)が有効であり、そのそれぞれの好ましい実施形態は同じでありかつしたがって繰り返さない。] [0076] 一般式(1)の本発明による化合物の好ましい実施形態は、次の一般式(1.1)または(1.2)を有する: 式中、存在する場合に限り、 A1は−N=、−NH−、−NR8−または−CR8=を表わし; A3は−O−、−NH−または−NR10−を表わし;かつ R5’、R5”、R8、R9およびR10は相互に無関係にそれぞれ−H、=Oまたは−C1−8−アリファトを表わす。] [0077] 好ましくはR5’およびR5”は相互に無関係にそれぞれ−Hまたは−C1−8−アリファトを表わす。] [0078] 記述上、 は二重結合または単結合を表わす。当業者は、既にA2とA3間の結合が二重結合である場合にA1とA2間の結合が二重結合でありえないこと、そして逆もまたそうであることは通常知っている。さらに当業者は、場合によってある一定の数の水素原子が置換基として存在することは知っている。] [0079] 一般式(1)の本発明による化合物の別の好ましい実施形態は、次の一般式(2)、(3)、(4)、(5)または(6)を有する: 式中、存在する場合に限り、 RA、RB、RCおよびRDは、相互に無関係に、−H、−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリールから成る群から選択されており;かつ (ヘテロ−)アリールはヘテロアリールまたはアリールを表わす。] [0080] その場合には−アリールおよび−ヘテロアリールはそれぞれ非置換であってもよいし、特に、相互に無関係に、−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリール(例えば−エチル−4−ピリジル)から成る群から選ばれる置換基で、モノ置換又はポリ置換されていてもよい。] [0081] 本発明の好ましい実施形態の場合には(ヘテロ−)アリールはフェニル、ベンジル、ピロリル、フリル、チエニル、ピリジル、インドリル、ベンゾフリルおよびベンゾチエニルから成る群から選択されており、その際、これらはそれぞれ非置換であってもよいし、特に、相互に無関係に、−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリール(例えば−エチル−4−ピリジル)から成る群から選ばれる置換基で、モノ置換又はポリ置換されていてもよい。] [0082] 一般式(2)の化合物の好ましい実施形態は、次の一般式(2.1)、(2.2)、(2.3)または(2.4)を有する: 式中、存在する場合に限り、 REおよびRFは−H、−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリールから成る群から相互に無関係に選択されている。] [0083] 一般式(3)の化合物の好ましい実施形態は、次の一般式(3.1)、(3.2)、(3.3)または(3.4)を有する:] [0084] 一般式(4)の化合物の好ましい実施形態は、次の一般式(4.1)、(4.2)、(4.3)または(4.4)を有する:] [0085] 一般式(5)の化合物の好ましい実施形態は、次の一般式(5.1)、(5.2)、(5.3)または(5.4)を有する:] [0086] 一般式(6)の化合物の好ましい実施形態は、次の一般式(6.1)、(6.2)、(6.3)または(6.4)を有する:] [0087] 本発明による化合物は置換基によって、例えばR1、R2およびR3によって定義されており(第1世代の置換基)、この置換基自体も場合によっては置換されている(第2世代の置換基)。定義に応じてこの置換基の置換基自体も新たに置換されていてもよい(第3世代の置換基)。例えばY1=−R0、式中、R0=−C1−8−アリファト(第1世代の置換基)の場合には、−C1−8−アリファト自体も例えば−OR0、式中、R0=−アリール(第2世代の置換基)で置換されていてもよい。これにより官能基−C1−8−アリファト−Oアリールが得られる。そして−アリール自体も、例えば−Clで、新たに置換されていてもよい(第3世代の置換基)。そしてこれにより全体として官能基−C1−8−アリファト−Oアリール−Clが得られる。] [0088] しかしながら、好ましい実施形態の場合には第3世代の置換基は新たに置換されていることはありえない、即ち、その場合には第4世代の置換基はない。] [0089] 他の好ましい実施形態の場合には第2世代の置換基は新たに置換されていることはありえない、即ち、その場合には第3世代の置換基がすでにない。換言すれば、この実施の形態の場合にはR0からY7までについての官能基はそれぞれ場合によっては置換されていてもよいが、しかしながら、さらにそれら置換基自体が新たに置換されていることはありえない。] [0090] 他の好ましい実施形態の場合には第1世代の置換基がすでに新たに置換されていることはありえない、即ち、その場合には第2世代の置換基も第3世代の置換基も存在しない。換言すれば、この実施の形態の場合にはR0からY7までについての官能基はそれぞれ置換されていることはありえない。] [0091] 殊に有利であるのは、次の群からの化合物である: (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド; (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド; (±)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド; (±)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド; (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド; (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド; (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルホルムアミド; (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルホルムアミド; 5−((S)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン; 5−((S)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン; N4−((S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; 5−((R)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン; 5−((R)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン; N4−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−((S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−((S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−フェニルエチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル)−N1,N1,N4−トリメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−フェニルエチル)−N1,N1,N4−トリメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1,N4−トリメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N1,N1,N4−トリメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; 5−(1−((4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシル)(メチル)アミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン; 2−((4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシル)(メチル)アミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド; N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−1−(3−フルオロフェニル)−N1,N1−ジメチルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−1−(3−フルオロフェニル)−N1,N1−ジメチルシクロヘキサン−1,4−ジアミン; N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N−(4−(ジメチルアミノ)−4−(3−フルオロフェニル)シクロヘキシル)ケイ皮酸アミド;および N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N−(4−(ジメチルアミノ)−4−(3−フルオロフェニル)シクロヘキシル)ケイ皮酸アミド; (R)−N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン (S)−N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−メチルチアゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−ペニルシクロ−ヘキサン−1,4−ジアミン (R)−N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−メチルチアゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−ペニルシクロ−ヘキサン−1,4−ジアミン N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−フェニルエチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン二塩化水素化物 N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル)−N−(4−ジメチルアミノ−4−フェニルシクロヘキシル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン あるいはこれらの生理学的に許容し得る塩および/または溶媒和化合物。] [0092] 本発明による化合物は、例えば種々の疾患に関連して重要なORL1受容体に作用するので、医薬中の薬剤学的有効物質として適当である。] [0093] したがって本発明のもう一つの対象は、少なくとも1種の本発明による化合物ならびに場合によっては適当な添加剤および/または助剤および/または場合によっては他の有効物質を含む医薬に関する。] [0094] 本発明による化合物はμ−オピオイド受容体ないしはORL1受容体に対する親和性を有しかつしたがって医薬開発に適している。] [0095] 本発明による医薬は少なくとも1種の本発明による化合物のほかに場合によっては適当な添加剤および/または助剤、例えばまた担持材料、賦形剤、溶剤、希釈剤、着色料および/または結合剤を含有しかつ注射剤溶液、滴下剤(Tropfen)または植物液剤(Saefte)の形の液体の剤形として、顆粒剤、錠剤、ペレット剤、貼付剤、カプセル剤、硬膏剤/液体絆創膏(Spruehpflaster)またはエーロゾルの形の半固体の剤形として投与することができる。助剤その他の選択ならびにその使用量は、この医薬を適用しようとするのが経口的なのか、非経口的なのか、静脈内的なのか、腹腔内的なのか、皮内的なのか、筋肉内的なのか、鼻腔内的なのか、口腔的なのか、直腸的なのか、例えば皮膚、粘膜もしくは眼への、局所的なのかに依存する。経口的適用には錠剤、糖衣錠、カプセル剤、顆粒剤、滴下剤、植物液剤及びシロップ剤の形、非経口的、局所的及び吸入的適用には溶液、懸濁液、容易に還元可能な乾燥製剤並びにスプレー剤の形の製剤が適当である。場合によっては皮膚浸透を促進する薬剤が添加された、デポー剤中、溶解させた形または硬膏剤中の、本発明による化合物は適当な経皮的な適用製剤である。経口もしくは経皮的に適用可能な剤形は、本発明による化合物を遅延させて放出してもよい。本発明による化合物は非経口的な長期デポー形態、例えば植込み錠または埋め込まれたポンプの形でも適用することができる。原則的には、本発明による医薬に当業者に公知の他のさらなる有効物質が添加されてもよい。] [0096] 患者に投与すべき有効物質量は患者の体重、適用方法、適応症および疾患の重度に依存して変動する。通常、少なくとも1種の本発明による化合物0.00005〜50mg/kg、特に0.001〜0.5mg/kgが適用される。] [0097] 本発明による医薬の全ての上記の形にとって特に好ましくは、、医薬が少なくとも1種の本発明による化合物のほかにさらにもう1種の有効物質、特にオピオイド、特に強オピオイド、殊にモルヒネ、または麻酔剤、特にヘキソバルビタールまたはハロタン、を含有する場合である。] [0098] 医薬の好ましい形態の場合には、含有されている本発明による化合物は純粋なジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーとして存在する。] [0099] ORL1受容体は特に痛みの発生において同定された。したがって本発明による化合物は痛み、特に急性痛、神経因性疼痛もしくは慢性痛、の治療のための医薬の製造に使用することができる。] [0100] したがって本発明のさらなる対象は、痛み、特に急性痛、内臓痛、神経因性疼痛もしくは慢性痛、の治療のための医薬の製造への本発明による化合物の使用に関する。] [0101] 本発明のもう一つの対象は、不安状態、ストレスおよびストレスに伴う症候群、鬱病、てんかん、アルツハイマー病、老年性認知症、一般的な認知的機能障害、学習障害および記憶障害(抗認知症薬として)、禁断症状、アルコール−および/または麻薬−および/または薬物濫用および/または−依存症、性機能障害、心血管疾患、低血圧、高血圧、耳鳴り(Tinitus)、そう痒症、偏頭痛、聴覚異常、腸運動の欠如(mangelnder Darmmotilitaet)、食物摂取障害、食欲不振症、肥満症、運動器官障害(lokomotorischen Stoerungen)、下痢、悪液質、尿失禁の治療のための、ないしは筋弛緩薬(Muskelrelaxanz)、抗けいれん剤または麻酔剤としての、ないしはオピオイド鎮痛薬もしくは麻酔剤を用いた治療における併用投与のための、利尿または抗ナトリウム排泄増加(Antinatriurese)、不安緩解のための、運動活性の調節のための、神経伝達物質の放出(Neurotransmitter−Ausschuettung)の調整およびこれに伴う神経組織変性疾患の治療のための、禁断症状の治療のための、および/またはオピオイド依存性の可能性(Suchtpotentials)の軽減のための医薬の製造への本発明による化合物の使用に関する。] [0102] その際には、使用される化合物が純粋なジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーとしてか、ラセミ体としてかあるいはジアステレオマーおよび/またはエナンチオマーの非等モルもしくは等モルの混合物として存在する場合が上記の使用の一つにおいて有利となりうる。] [0103] 本発明のさらなる対象は、特に上記の適応症の一つにおける痛み、特に慢性痛、の治療を必要するヒト以外の哺乳類またはヒトを本発明による化合物または本発明による医薬の治療有効量の投与によって治療する方法に関する。] [0104] 本発明のさらなる対象は、例えば次の説明および実施例に記載される本発明による化合物の製造方法に関する。] [0105] タイプ1の化合物の合成 a)方法1 一般式A8/A9のケトンは、好ましくはジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール、ジクロロエタン、ジクロロメタンおよびトルエンから成る群からの、少なくとも1種の有機溶剤中で、好ましくはボラン−ピリジン錯体、水素化ホウ素ナトリウム、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム、ホウ水素化シアノナトリウムおよびトリエチルシランから成る群からの、少なくとも1種の還元剤を添加しながら、場合によっては、好ましくはギ酸、酢酸、塩酸およびトリフルオロ酢酸から成る群から選ばれる、少なくとも1種の酸の存在下に、好ましくは−70〜150℃の温度で、場合によってはマイクロ波放射下に、一般構造Bのアミンを用いて還元アミノ化することによって一般式1の化合物に変換することができる。R4=Hである一般式1の化合物の場合には場合によっては引き続き、アシル化、アルキル化もしくはスルホン化されるかあるいはR4=保護基で保護されたHである化合物の場合には少なくとも1回保護基が脱離され、場合によってはアシル化、アルキル化もしくはスルホン化される。] [0106] b)方法2 これに対する別の選択肢として一般構造Cのアミンは一般構造Dのケトンを用いて一種の還元的アミノ化(上記参照)として一般式1の化合物に変換することができる。] [0107] 一般構造Cのアミンは一般構造A8/A9のケトンから当業者に公知の方法で、例えば相応のオキシムへの変換および引き続いての還元の後で、得ることができる。] [0108] ケトン構成要素A8/A9の合成 a)シクロヘキサンジオンケタール2、3、5および/または6位における誘導体化 タイプA−3の置換シクロヘキサンジオンケタールは当業者に公知の方法によって公知の反応物質A−1から合成されることができる。文献には超原子価ヨウ素試薬を用いてフェノールA−1を酸化させて中間体のシクロヘキサンジオンケタールA−2にすることが記載されている(非特許文献1)。式A−3の化合物は次に相応のケタールA−2から当業者に公知の方法に従って水素雰囲気下および、例えばロジウムベース上の、金属触媒の存在下での還元によって得ることができる。] [0109] b)シクロヘキサンジオンケタールの2位における誘導体化 一般式A−5のα置換シクロヘキサンジオンケタールは非置換ケタールA−3を塩基、例えばリチウムジイソプロピルアミド(LDA)、リチウムヘキサメチルジシラジド(LHMDS)、カリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)、水素化ナトリウム(NaH)、水素化カリウム(KH)、ナトリウムメタノラート(NaOMe)、カリウムテトラブトキシラート(KtOBu)、アミン塩基、例えばジエチルアミン(HNEt2)、ジイソプロピルエチルアミン(ヒューニッヒ塩基)、ピペリジン、ピロリジン、プロリン、と、かつ、例えばタイプY4−X(式中、X=例えばBr、I、OTos、OTfなど、かつY4=例えばアルキル、ベンジル)の、相応の求電子剤と有機溶剤または溶剤混合物、例えばジクロロメタン(DCM)、ジクロロエタン(DCE)、ジエチルエーテル(Et2O)、テトラヒドロフラン(Tehtrahydrofuran)(THF)、ジメトキシエタン(DME)、メタノール(MeOH)、エタノール(EtOH)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、中で温度−78℃〜150℃で反応させることによって変換することができる。さらにその生じたアニオンを相応のマイケル受容体系を用いて、変換することができる。ヘテロ原子の導入は、ジ硫黄化合物(Y4=S−アルキルまたはS−アリール)、相応の求電子的フッ素化試薬、例えばSelectfluor(登録商標)(Y4=F)、相応の求電子的アミノ化試薬、例えばN−アルコキシカルボニル−またはN−カルボキサミド−オキサジリジン(Y4=NR2)または相応の求電子的ヒドロキシル化試薬、例えばオキソジペルオキシモリブデン(ピリジン)(ヘキサメチルホスホルトリアミド)−錯体(MoOPH(Y4=OH)と反応することによって行うことができる。アルドール様の反応が酸性環境下でも行われうる。置換基はさらに、酸性条件(樟脳スルホン酸、p−TosOHなど)下でのマンニッヒ反応によって導入することができる。] [0110] 一般式A−3を有するシクロヘキサノン誘導体の合成は文献で公知である(特許文献13、特許文献11、特許文献1、特許文献30、非特許文献2)。] [0111] c)アミノシクロヘキサノンの合成 (1)アミノニトリル−/トリアゾール経路 式A−6の構造は、ケトンA−3をアミンおよび酸性の反応出発物質Z−Hと反応させることによって得ることができる。適当な反応出発物質Z−Hは例えばシアン化水素、1,2,3−トリアゾール、ベンゾトリアゾールまたはピラゾールである。] [0112] 構造A−6の化合物を得るための特に好ましい方法は酸の存在下に、好ましくはアルコール中で、ケトンを金属シアン化物およびそれに相応のアミンと、温度−40〜60℃で、好ましくは室温でメタノール中のアルカリ金属シアン化物と、反応させることである。] [0113] 構造A−6の化合物を得るための別の好ましい方法は、脱水条件下での存在下に、好ましくは水分離器の使用下に高められた温度で不活性溶剤中で、あるいは分子篩もしくはその他の乾燥手段の使用下にケトンを1,2,3−トリアゾールおよびそれに相応のアミンと反応させることである。トリアゾール基の代わりにベンゾトリアゾール基もしくはピラゾール基を有するA−6類似の構造は同様に導入されることができる。] [0114] 一般的にケタールA−7は、式A−6の構造内の適当な出発基Zの置換によっても得ることができる。適当な出発基は好ましくはシアノ基;1,2,3−トリアゾール−1−イル基である。別の適当な出発基は1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1イル−基およびピラゾール−1−イル基である(非特許文献3)。] [0115] 構造A−7を結合する特に好ましい方法は、アミノニトリルA−6を相応の有機金属化合物、特にグリニャール化合物、と、好ましくはエーテル中で、好ましくはRTで、反応させることである。この有機金属化合物は購入することもできるし、公知方法で製造することもできる。構造A−7を結合する別の特に好ましい方法は、アミノトリアゾールA−6を相応の有機金属化合物、特にグリニャール化合物、と、好ましくはエーテル中で、好ましくはRTで、反応させることである。] [0116] この有機金属化合物は購入することもできるし、文献にて公知の方法で製造することもできる。] [0117] 式A−8の化合物は相応のケタールA−7、あるいはその塩から当業者に公知の方法に従って酸を用いた脱保護によって遊離することができる。その場合にはXはアルキル、アルキル/アルキリデン/アリールもしくはアルキル(飽和/不飽和)で置換されたアルキリデンの群から選ばれる。] [0118] (2)イミン経路 イミン経路ではケトン前駆体A−3からイミンA−10が合成され、このイミンは求核試薬MR3の使用下に構成要素A−7に、さらにA−8に変換される。必要なイミン構成要素A−10は当業者に公知の方法によって製造することができる(非特許文献4)。イミンA−10への有機金属種MR3の付加については文献にて公知の方法(例えば非特許文献5、非特許文献6)を参照した。] [0119] 最大1個の置換基を窒素原子に有するアミノアセタールA−7.1は当業者に基本的に公知の方法で、例えば還元的アミノ化によって、1ないしは2個のさらなる置換基(R21H)を窒素に有する相応のアミノ−アセタールA−7に変換することができる。] [0120] d)アミノシクロヘキサノンの2位における誘導体化 タイプA−9の置換アミノシクロヘキサノンは当業者に公知の方法によって公知の反応物質A−8から合成されることができる。] [0121] 方法1: 文献には適当なホスフィン配位子、例えばキサントホス、の存在下でのパラジウム触媒作用による、例えばタイプY1−X(式中、Y1=アリール/ヘタリールかつX=Br、I)の、相応のハロゲン化アリールを用いたケトンA−8のα−アリル化が記載されている(非特許文献7;非特許文献8)。] [0122] 方法2: タイプA−9のα置換アミノシクロヘキサノンは非置換ケタールA−8を塩基、例えばリチウムジイソプロピルアミド(LDA)、リチウムヘキサメチルジシラジド(LHMDS)、カリウムヘキサメチルジシラジド(KHMDS)、水素化ナトリウム(NaH)、水素化カリウム(KH)、ナトリウムメタノラート(NaOMe)、カリウムテトラブトキシラート(KtOBu)、アミン塩基、例えばジエチルアミン(HNEt2)、ジイソプロピルエチルアミン(ヒューニッヒ塩基)、ピペリジン、ピロリジン、プロリン、と、かつ、例えばタイプY4−X(式中、X=例えばBr、I、OTos、OTfなど)の、相応の求電子剤と有機溶剤または溶剤混合物、例えばジクロロメタン(DCM)、ジクロロエタン(DCE)、ジエチルエーテル(Et2O)、テトラヒドロフラン(Tehtrahydrofuran)(THF)、ジメトキシエタン(DME)、メタノール(MeOH)、エタノール(EtOH)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、中で温度−78℃〜150℃で反応させることによって変換することができる。さらにその生じたアニオンを相応のマイケル受容体系を用いて、変換することができる。ヘテロ原子の導入は、ジ硫黄化合物(Y4=S−アルキルまたはS−アリール)、相応の求電子的フッ素化試薬、例えばSelectfluor(登録商標)(Y4=F)、相応の求電子的アミノ化試薬、例えばN−アルコキシカルボニル−またはN−カルボキサミド−オキサジリジン(Y4=NR2)または相応の求電子的ヒドロキシル化試薬、例えばオキソジペルオキシモリブデン(ピリジン)(ヘキサメチルホスホルトリアミド)−錯体(MoOPH(Y4=OH)と反応することによって行うことができる。アルドール様の反応が酸性環境下でも行われうる。置換基はさらに、酸性条件(樟脳スルホン酸、p−TosOHなど)下でのマンニッヒ反応によって導入することができる。] [0123] タイプBのアミン構成要素の合成 a)タイプ1−bの化合物の合成のためのアミン構成要素B.1 工程1で一般式Ia、式中、R11が水素、アルキル、アリールまたは、カルボン酸の活性化に常用される基(例えばN−スクシンイミジルまたは塩化物)でありかつR12が典型的なアミン保護基(例えばt−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニル)である、文献で公知かもしくは購入可能なα−アミノカルボン酸誘導体から式Ib、式中R13が例えば次の基:−NH2、−NH−NH2、−NH−CH2−CoCH、−NH−CH2−CH2−OH、−O−N=C(NH2)−CH3を表わす、のα−アミノカルボン酸誘導体に変換される。] [0124] 工程2で、一般式Ibの化合物が一工程もしくは数工程で一般式Icの芳香族および非芳香族の複素環式化合物に変換されることによって、一般式1bの化合物から一般式Icの化合物が得られる。このように例えばR13が−NH2である一般式Ibの化合物から通常の試薬、例えばトリフルオロ酢酸無水物、を用いた脱水後に相応のニトリルが得られ、このニトリルはアジ化物と反応して1H−テトラゾール−5−イル−誘導体にか、ヒドロキシルアミンと反応しかつ中間体が酢酸無水物と反応して5−メチル−[1,2,4]−オキサジアゾール−3−イル誘導体にか、あるいはC1−構成要素、例えばN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールと反応しかつ中間生成物がヒドロキシルアミンとさらに反応して[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル誘導体に変換される。] [0125] R13が−NH−NH2である一般式Ibの化合物からC1−構成要素、例えばホスゲンまたはN,N’−カルボニルジイミダゾール、との反応後に3H−[1,3,4]オキサジアゾール−2−オン−5−イル誘導体が得られる。R13が−NH−CH2−CoCHである一般式Ibの化合物から金属塩、例えば金(III)−もしくは水銀(II)塩、の触媒量の作用によって5−メチルオキサゾール−2−イル誘導体が得られる。] [0126] R13がNH−CH2−CH2−OHである一般式Ibの化合物から通常の試薬、例えばN,N−ジエチルアミノ硫黄トリフルオリドまたはメトキシカルボニルスルファモイル−トリエチルアンモニウム−ヒドロキシド(バージェス試薬)、を用いた脱水によってオキサゾリン−2−イル誘導体が得られ、これは酸化によってオキサゾールへと反応する。R13が−O−N=C(NH2)−CH3である一般式Ibの化合物から例えば分子篩の存在下に脱水した後に3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−2−オン−5−イル誘導体が得られる。] [0127] 上記方法での複素環式化合物の合成は文献で公知である(非特許文献9;非特許文献10;非特許文献11;非特許文献12;非特許文献13;非特許文献14)。] [0128] 工程2の説明のために 工程3で一般式1cの化合物から保護基が常法で脱離され、それにより一般式B.1の化合物が得られる。] [0129] b)タイプ1−aの化合物の合成のためのアミン構成要素B.2 工程1で一般式Ia、式中、R11が水素、アルキル、アリールまたは、カルボン酸の活性化に常用される基(例えばN−スクシンイミジルまたは塩化物)でありかつR12が典型的なアミン保護基(例えばt−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニル)である、文献で公知かもしくは購入可能なα−アミノカルボン酸誘導体から式Ie、式中R5が例えば次の基:−NH2、−NHMe、−NMe2を表わす、のα−アミノカルボン酸誘導体に変換され; 工程2で一般式1eの化合物から保護基が常法で脱離され、それにより一般式B.2の化合物が得られる。] [0130] 本発明による化合物の合成についてのさらなる詳細に関してはきわめて広範囲に特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10、特許文献11、特許文献12、特許文献13、特許文献14、特許文献15、特許文献16、特許文献17、特許文献18、特許文献19、特許文献20、特許文献21、特許文献22、特許文献23、特許文献24、特許文献25、特許文献26、特許文献27、特許文献28および特許文献29を参照することができる。] [0131] 次の例は本発明を詳説するのに使用されるが、しかしながら限定的なものとして解釈すべきではない。] [0132] 製造された化合物の収率は最適化されていない。温度は全て未修正である。「Ether」の表記はジエチルエーテルを、「EE」は酢酸エチルを、そして「DCM」はジクロロメタンを意味する。「当量」の表記はモル当量(Stoffmengenaequivalente)、「Smp.」は融点ないしは溶融温度範囲、「Zers.」は分解、「RT」は室温、「abs.」は無水、「rac.」はラセミ体の、「konz.」は濃、「min」は分、「h」は時間、「d」は日、「Vol.%」は容量パーセント、「m%」は重量パーセント、そして「M」は単位mol/lでの濃度表記である。] [0133] カラムクロマトグラフィーのための固定相としてE.Merck社、Darmstadt、のシリカゲル60(0.040−0.063mm)を使用した。薄層クロマトグラフィー検査をE.Merck社、Darmstadt、のHPTLCクロマトプレート、シリカゲル60F254を用いて実施した。クロマトグラフィー検査のための展開剤の混合比は常に容量/容量で示されている。] [0134] 例1および例2: 工程1: (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド(極性および非極性ジアステレオマー) L−トリプトファンアミドの塩酸塩(1.49g、6.3mmol)を1,2−ジクロロエタン(30ml)、テトラヒドロフラン(20ml)および飽和NaHCO3溶液(40ml)とともに15分強く撹拌しかつその水性相を続いて直ちにテトラヒドロフラン/酢酸エチル混合物(1:3、5×40ml)で抽出した。Na2SO4を用いた乾燥後に有機相を蒸発濃縮した。アルゴン下に遊離塩基(1.3g、6.3mmol)および4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(1.3g、6.3mmol)をテトラヒドロフラン(40ml)および1,2−ジクロロエタン(30ml)に溶解させた。この清澄な溶液に氷酢酸(0.37ml、6.3mmol)およびNa2SO4(3.2g)を添加した。15分の反応時間後、反応混合物をNaBH(OAc)3(2g、9mmol)で処理しかつ室温で2日撹拌した。このバッチの後処理のためにこの混合物を飽和NaHCO3溶液(60ml)で処理しかつ15分撹拌した。水性相をジクロロメタン(2×40ml)で抽出した。合わせた有機相を乾燥後に蒸発濃縮し、その際、淡褐色の油が得られた。シリカゲル60(50g)での物質混合物のクロマトグラフィーによる分離を酢酸エチル/メタノール(1:1)を用いて行った。 収量(極性ジアステレオマー):25%(631mg)、ベージュ色の固体 収量(極性ジアステレオマー):298mg(12%)、ベージュ色の固体] [0135] 工程2: (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド;二塩化水素化物(例1、非極性ジアステレオマー) 工程1からの比較的非極性ジアステレオマー(600mg、1.4mmol)をエチルメチルケトン(1000mL)中に溶解させかつMe3SiCl(0.5ml、3.7mmol)で処理した。1時間後に白い結晶固体を吸引濾過した。 収量:340mg(46%) 融点:181−214℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:22.1、23.8、25.0、26.2、38.1、51.2、58.0、67.7、107.2、111.3、118.4、118.5、120.9、124.2、127.2、128.8、129.5、132.6、135.9、169.0 (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド;二塩化水素化物(例2、極性ジアステレオマー)エチルメチルケトン(20mL)中の工程1からの比較的極性ジアステレオマー(280mg、0.69mmol)の溶液にMe3SiCl(0.23ml、1.7mmol)を添加した。1時間の反応時間後に固体を吸引濾過した。 収量:326mg(93%) 融点:201−210℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:23.9、25.4、26.2、28.2、28.3、37.2、54.4、57.6、67.6、106.9、111.3、118.3、118.4、120.9、124.3、127.1、129.1、129.6、135.9、169.1] [0136] 例3および例4: 工程1: 2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド二塩化水素化物(極性および非極性ジアステレオマー) D,L−トリプトファンアミド塩酸塩(1.49g、6.25mmol)を1,2−ジクロロエタン(30ml)、テトラヒドロフラン(20ml)および飽和NaHCO3溶液(40ml)とともに15分強く撹拌しかつその水性相を続いて直ちにテトラヒドロフラン/酢酸エチル混合物(1:3、5×40ml)で抽出した。Na2SO4を用いた乾燥後に有機相を蒸発濃縮した。] [0137] アルゴン下に遊離塩基(1.03g、5.06mmol)および4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(1.09g、5.06mmol)をテトラヒドロフラン(40ml)および1,2−ジクロロエタン(30ml)に溶解させた。この清澄な溶液に氷酢酸(0.291ml、5.06mmol)およびNa2SO4(2.53g)を添加した。15分の反応時間後、反応混合物をNaBH(OAc)3(1.52g、7.08mmol)で処理しかつ室温で2日撹拌した。このバッチの後処理のためにこの混合物を飽和NaHCO3溶液(60ml)で処理しかつ15分撹拌した。水性相をジクロロメタン(2×40ml)で抽出した。合わせた有機相を乾燥後に蒸発濃縮し、その際、淡褐色の油が得られた。シリカゲル60(150g)での物質混合物のクロマトグラフィーによる分離を酢酸エチル/メタノール(1:1)を用いて行った。 収量(非極性ジアステレオマー):821mg(41%)、ベージュ色の固体収量(極性ジアステレオマー):377mg(19%)、ベージュ色の固体] [0138] 2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド二塩化水素化物(例3、非極性ジアステレオマー) 工程1からの非極性ジアステレオマー(870mg、2.1mmol)をエチルメチルケトン(50mL)中に溶解させかつMe3SiCl(0.73ml、5.3mmol)で処理した。1時間後に沈殿した固体を吸引濾過した。 収量:900mg(93%)、白い結晶固体融点:227−233℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:22.1、23.8、24.9、26.2、38.1、51.2、58.0、67.7、107.3、111.3、118.4、118.5、120.9、124.2、127.2、128.8、129.5、132.6、135.9、169.0] [0139] 2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド;二塩化水素化物(例4、極性ジアステレオマー) エチルメチルケトン(250mL)中の工程1からの比較的極性ジアステレオマー(360mg、0.89mmol)の溶液にMe3SiCl(0.3ml、2.2mmol)を添加した。1時間の反応時間後に沈殿した固体を吸引濾過した。 収量:444mg(100%)融点:201−210℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:24.0、25.4、26.2、28.2、28.3、37.2、54.3、57.6、67.6、107.0、111.3、118.3、118.4、120.9、124.3、127.1、129.1、129.6、129.7、135.9、169.1] [0140] 例5および例6: 工程1: (S)−ベンジル1−(ジメチルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート アルゴン下に(S)−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパノエート(2g、4.6mmol)をテトラヒドロフラン(60ml)中に溶解させた。] [0141] この清澄な溶液にジメチルアミン(THF中2M、4.6ml、9.2mmol)を添加した。添加直後に沈殿物が析出した。その反応混合物を室温で24時間撹拌した。−後処理のためにこのバッチを2N HClでpH1にした。水性混合物を酢酸エチル(3×40ml)で抽出した。合わせた有機相を炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(1×40mL)で洗浄しかつNaSO4で乾燥した後に減圧濃縮した。粗製生成物をさらに精製することなく次の反応でさらに処理した。収量:1.6g(95%)] [0142] 工程2: (S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド (S)−ベンジル1−(ジメチルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート(1.88g、5.14mmol)をabs.メタノール(60ml)中で触媒としてのパラジウム(Pd/C、5%、800mg)で処理しかつRTで2時間水素化した(水素圧:3bar)。触媒を1cm高の層のCeliteが備えられたフリットガラスフィルタにより除去した。フリットガラスフィルタをメタノール(400ml)で徹底洗浄した。溶剤を真空蒸溜した。 収量:1g(84%)] [0143] 工程3 (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド(極性および非極性ジアステレオマー) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(1.1g、5.41mmol)をアルゴン下に1,2−ジクロロエタン(30ml)とテトラヒドロフラン(40ml)の混合物中に溶解させ、(S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプパロンアミド(1g、4.3mmol)、酢酸(0.31ml、5.41mmol)およびNa2SO4(2.7g)で処理した。これをRTで15分撹拌しかつ次に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(1.65g、7.57mmol)で処理しかつ48時間撹拌した。このバッチの後処理のためにこの混合物を飽和NaHCO3溶液(60ml)で処理しかつ15分撹拌した。水性相をジクロロメタン(2×40ml)で抽出した。合わせた有機相を乾燥後に蒸発濃縮し、その際、淡褐色の油が得られた。シリカゲル60(100g)での物質混合物のクロマトグラフィーによる分離を酢酸エチル/メタノール(1:1)を用いて行った。 収量(非極性ジアステレオマー):250mg(11%)、ベージュ色の固体 収量(極性ジアステレオマー):430mg(18%)、ベージュ色の固体] [0144] 工程4: (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド二塩化水素化物(例5、非極性ジアステレオマー) (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプパロンアミド(240mg、0.55mmol、工程3からの非極性ジアステレオマー)をエチルメチルケトン(10mL)中に溶解させかつMe3SiCl(0.18ml、1.39mmol)で処理した。1時間後に白い結晶固体を吸引濾過した。 収量:160mg(54%)融点:189−204℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:22.7、24.0、24.8、25.0、26.5、35.4、36.3、38.8、51.5、55.1、67.7、106.6、111.5、118.1、118.5、121.2、124.5、127.0、128.8、128.9、129.4、132.7、135.9、167.6] [0145] (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド二塩化水素化物(例6、極性ジアステレオマー) エチルメチルケトン(10mL)中の(S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプパロンアミド(420mg、0.9mmol、工程3からの極性ジアステレオマー)の溶液にMe3SiCl(0.3ml、2.4mmol)を添加した。1時間の反応時間後に固体を吸引濾過した。 収量:460mg(93%) 融点:199−212℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:24.5、25.2、26.6、28.3、28.6、35.3、36.1、37.2、54.4、54.5、67.5、106.3、111.5、117.9、118.5、121.1、124.6、127.0、129.1、129.5、129.6、135.9、167.6] [0146] 例7および例8: 工程1: (S)−ベンジル3−(1H−インドール−3−イル)−1−(メチルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート アルゴン下に(S)−2,5−ジオキソピロリジン−1−イル2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパノエート(1.5g、3.4mmol)をテトラヒドロフラン(10ml)中に溶解させた。この清澄な溶液にメチルアミン(THF中2M、3.4ml、6.88mmol)を添加した。添加直後に沈殿物が析出した。その反応混合物を室温で24時間撹拌した。] [0147] 後処理のためにこのバッチを2NHClでpH1にした。水性混合物を酢酸エチル(3×40ml)で抽出した。合わせた有機相を炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(1×40mL)で洗浄しかつNaSO4で乾燥した後に減圧濃縮した。粗製生成物をさらに精製することなく次の反応でさらに処理した。収量:1.19g(100%)] [0148] 工程2: (S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルプパロンアミド (S)−ベンジル3−(1H−インドール−3−イル)−1−(メチルアミノ)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート(187mg、0.5mmol)をabs.メタノール(30ml)中で触媒としてのパラジウム(Pd/C、5%、80mg)で処理しかつRTで2時間水素化した(水素圧:3bar)。触媒を1cm高の層のCeliteが備えられたフリットガラスフィルタにより除去した。フリットガラスフィルタをメタノール(200ml)で徹底洗浄した。溶剤を真空蒸溜した。 収量:108mg(99%)] [0149] 工程3 (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルプロパンアミド(極性および非極性ジアステレオマー) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキサノン(781mg、3.6mmol)をアルゴン下に1,2−ジクロロエタン(20ml)とテトラヒドロフラン(30ml)の混合物中に溶解させ、(S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプパロンアミド(790mg、3.6mmol)、酢酸(0.2ml、3.6mmol)およびNa2SO4(1.8g)で処理した。これをRTで15分撹拌しかつ次に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(1.1g、5.04mmol)で処理した。RTで48時間の撹拌後に薄層クロマトグラフィーで出発生成物はもはや検出不可能であった。このバッチの後処理のためにこの混合物を飽和NaHCO3溶液(60ml)で処理しかつ15分撹拌した。水性相をジクロロメタン(2×40ml)で抽出した。合わせた有機相を乾燥後に蒸発濃縮し、その際、淡褐色の油が得られた。シリカゲル60(100g)での物質混合物のクロマトグラフィーによる分離を酢酸エチル/メタノール(1:1)を用いて行った。 収量(非極性ジアステレオマー):500mg(33%)、ベージュ色の固体収量(極性ジアステレオマー):217mg(14%)、ベージュ色の固体] [0150] (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルプロパンアミド二塩化水素化物(例7、非極性ジアステレオマー) (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルプパロンアミド(480mg、1.15mmol、工程3からの非極性ジアステレオマー)をエチルメチルケトン(50mL)中に溶解させかつMe3SiCl(0.39ml、2.8mmol)で処理した。1時間後に固体を吸引濾過した。 収量:570mg(96%)、白い結晶融点:238−240℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:22.2、24.0、24.7、25.5、26.1、38.1、51.0、58.6、67.8、107.4、111.4、118.4、118.5、121.0、124.0、127.1、128.9、129.5、132.6、135.9、167.5] [0151] (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルプロパンアミド二塩化水素化物(例8、極性ジアステレオマー) エチルメチルケトン(20ml)中の(S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルプパロンアミド(210mg、0.5mmol、工程3からの極性ジアステレオマー)の溶液にMe3SiCl(0.17ml、1.26mmol)を添加した。1時間の反応時間後に固体を吸引濾過した。 収量:240mg(97%) 融点:199−212℃ 13C NMR(101MHz、DMSO−D6)δppm:24.1、25.3、25.6、26.3、28.2、28.2、37.2、54.1、57.8、67.6、107.0、111.4、118.2、118.4、120.9、124.2、127.0、129.1、129.6、129.8、135.9、167.6] [0152] 例9および例10: 工程1: (S)−ベンジル1−ヒドラジニル−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート 無水テトラヒドロフラン(100mL)中の(S)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロピオン酸(5.00g、15mmol)の溶液を1,1’−カルボニルジイミダゾール(2.91g、18mmol)で処理しかつ室温で2時間撹拌した。ガス発生終了後にテトラヒドロフラン(75mL、75mmol)中のヒドラジンの1M溶液を滴加しかつこの混合物を室温で2日間撹拌した。沈殿した固体を濾別しかつ乾燥させた。 収量:1.57g(30%)、白い固体 融点:204−208℃ 1H−NMR(DMSO−d6):2.80(d、1H、J=9.4、14.4Hz);3.04(d、1H、J=14.7、4.9Hz);4.21(d、2H、J=3.0Hz);4.23−4.28(m、1H);4.93(d、2H、J=1.9Hz);6.97(t、1H、J=7.4Hz);7.06(dt、1H、J=7.0、1.1Hz);7.14(d、1H、J=2.1Hz);7.23−7.37(m、6H);7.40(d、1H、J=8.4Hz);7.62(d、1H、J=7.7Hz);9.24(t、1H、J=3.3Hz);10.79(s、1H). 13C−NMR(DMSO−d6):28.0;54.1;65.2;110.0;111.2;118.2;118.4;120.8;123.7;126.7;127.2;127.4;127.6;128.2;136.0;137.0;155.6;171.0.] [0153] 工程2: (S)−ベンジル2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エチルカルバマート 無水テトラヒドロフラン(220mL)中の(S)−ベンジル1−ヒドラジニル−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート(1.57g、4.4mmol)の溶液を1,1’−カルボニルジイミダゾール(848mg、5.23mmol)およびトリエチルアミン(529mg、725μL、5.23mmol)で処理しかつ室温で夜通し撹拌した。反応混合物を引き続き減圧濃縮しかつ残留物(3.20g)をクロロホルム/メタノール(95:5)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(200g、20×5.7cm)によって精製した。 収量:1.41g(85%)、白い固体 融点:82−87℃ 1H−NMR(DMSO−d6):3.12(dd、1H、J=14.5、8.4Hz);3.22(dd、1H、J=14.6、6.9Hz);4.73(q、1H、J=8.1Hz);5.00(s、2H);6.96(t、1H、J=7.4Hz);7.08(dt、1H、J=7.1、0.9Hz);7.14(d、1H、J=2.3Hz);7.23−7.37(m、6H);7.51(d、1H、J=7.8Hz);8.03(d、1H、J=8.0Hz);10.85(s、1H);12.16(br s、1H). 13C−NMR(DMSO−d6):27.1;48.9;65.5;109.0;111.4;117.9;118.4;120.9;123.8;127.0;127.6;127.7;128.3;136.0;136.7;154.7;155.6;156.4.] [0154] 工程3 (S)−5−(1−アミノ−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン 無水テトラヒドロフラン(100mL)中の(S)−ベンジル2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エチルカルバマート(1.41g、3.73mmol)の溶液を活性炭(160mg)上の10%パラジウムで処理しかつ室温かつ3barで24時間水素化した。別の部分量の活性炭上の20%水酸化パラジウム(160mg)を添加しかつその混合物を3barかつ40℃でさらに24時間水素化した。触媒を引き続き濾別し、濾液を減圧濃縮しかつ残留物(1.24g)をクロロホルム/メタノール(95:5)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によって精製した。 収量:536,g(59%)、白い固体 融点:79−85℃ 1H−NMR(DMSO−d6):3.01(dd、1H、J=14.3、6.6Hz);3.09(dd、1H、J=14.2、7.5Hz);3.96(t、1H、J=7.0Hz);6.96(dt、1H、J=7.0、1.0Hz);7.05(dt、1H、J=8.1、1.0Hz);7.11(d、1H、J=2.3Hz);7.32(d、1H、J=8.0Hz);7.47(d、1H、J=7.8Hz);10.85(s、1H).13C−NMR(DMSO−d6):30.4;49.5;109.6;111.4;117.9;118.3;120.8;123.6;127.2;136.0;155.0;159.6.] [0155] 5−((S)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン塩酸塩(1:1)(例9、非極性ジアステレオマー)および5−((S)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(例10、極性ジアステレオマー) 無水テトラヒドロフラン(40mL)中の(S)−5−(1−アミノ−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(485mg、1.98mmol)および4−ジメチルアミノ−4−フェニルシクロヘキサノン(430mg、1.98mmol)の溶液を硫酸ナトリウム(1.00g)で処理しかつ室温で2時間撹拌した。酢酸(297mg、283μL、4.95mmol)の添加後に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(633mg、2.97mmol)添加しかつその混合物を室温で夜通し撹拌した。溶剤を引き続き真空中で除去し、残留物を1M炭酸カリウム溶液(50mL)で処理しかつ酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を減圧濃縮した。粗製生成物(780mg)を酢酸エチル/メタノール(9:1)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(38g、20×2.5cm)によって精製した。 収量(例10、極性ジアステレオマー):158mg(18%)、白い固体 融点:115−121℃ 1H−NMR(DMSO−d6):1.45−1.70(m、3H);1.75−1.90(m、2H);1.90(s、6H);2.40−2.48(m、3H);2.50−2.56(m、2H);2.98−3.03(m、2H);3.84(t、1H、J=7.3Hz);6.91−6.96(m、1H);7.01−7.06(m、2H);7.24(t、1H、J=7.1Hz);7.27−7.41(m、6H);10.8(s、1H). 13C−NMR(DMSO−d6):28.1;28.9;29.4;30.5;30.7;38.0;53.6;54.8;60.7;109.5;111.4;117.7;118.3;120.8;123.4;126.1;127.0;127.5;127.7;136.0;136.9;154.9;158.1. [α]D24=−7.1(c 1.0、MeOH)] [0156] 非極性ジアステレオマーを含む画分を再度クロロホルム/メタノール(5:1)を用いて精製した。それにより前記塩酸塩が得られた。 収量(例9、非極性ジアステレオマー):426mg(45%)、白い固体 融点:152−161℃ 1H−NMR(DMSO−d6):1.50−2.00(m、5H);2.10−2.45(br s、10H);2.50−2.70(br s、1H);3.05−3.20(m、2H);3.88(br s、1H);6.95−7.02(m、1H);7.03−7.10(m、1H);7.17(br s、1H);7.31−7.36(m,1H);7.50(br d、4H、J=7.7Hz);7.63(br s、2H);9.80−10.20(br s、1H);10.89(s、1H);12.00(s、1H). 13C−NMR(DMSO−d6):25.4;27.7;28.8;37.1;47.8;53.4;54.8;109.5;117.8;118.4;120.8;123.7;128.5(著しくブロード);136.0;154.8;157.8. [α]D24=−12.3(c 1.0、MeOH)] [0157] 例11 工程1: N’−ヒドロキシアセトアミド 水中の50%ヒドロキシルアミンの溶液(3.7mL、56mmol)をアセトニトリル(30mL)で処理しかつ90℃で24時間撹拌した。反応溶液を引き続き4℃に冷却し、その際、生成物が晶出しこれを濾別しかつ真空乾燥させた。 収量:2.66g(64%)、白い針状物 融点:137℃ 1H−NMR(400MHz、CDCl3):1.83(s、3H)、4.53(br s、3H). 13C−NMR(100MHz、CDCl3):16.9;151.1.] [0158] 工程2: (S)−t−ブチル1−(1−アミノエチリデンアミノオキシ)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート ジクロロメタン/N,N−ジメチルホルムアミド(30mL、9:1)中のN’−ヒドロキシアセトアミド(500mg、6.74mmol)および(S)−2−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロピオン酸(1.7g、5.6mmol)の溶液を−10℃で1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(910mg、6.74mmol)および1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.39g、6.74mmol)で処理しかつこの温度で2分撹拌した。引き続き、室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮しかつ残留物を酢酸エチルに取った。有機相を炭酸水素ナトリウム溶液(2×30mL)、水(30mL)および塩化アンモニウム溶液(2×30mL)で洗浄しかつ硫酸マグネシウムで乾燥させた。 収量:849mg(42%)、無色の固体 融点:75−78℃ 1H−NMR(300MHz、DMSO−d6.):1.33(s、9H)、1.76(s、3H)、2.98(dd、J=14.5、9.1Hz、1H)、3.15(dd、J=14.5、5.4Hz、1H)、4.38(dt、J=8.9、5.4Hz、1H)、6.36(br s、2H)、6.98(t、J=6.9Hz、1H)、7.06(t、J=6.9Hz、1H)、7.13(d、J=2.2Hz、1H)、7.24(d、J=8.3Hz、1H)、7.33(d、J=7.9Hz、1H)、7.58(d、J=7.8Hz、1H)、10.84(s、1H). 13C−NMR(100MHz、DMSO−d6):16.4;27.7;28.7;54.6;79.5;110.2;112.0;118.9;119.3;121.8;124.1;127.6;136.5;156.3;157.6;170.5.] [0159] 工程3 (S)−t−ブチル2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチルカルバマート アセトニトリル(40mL)中の(S)−t−ブチル1−(1−アミノエチリデンアミノオキシ)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート(1.37g、4.0mmol)の溶液をMolsieb 4Å(500mg)で処理しかつ120℃で16時間テフロン圧力容器(Teflondruckgefas)中で撹拌した。Molsiebをひ引き続き濾別しかつ濾液を減圧濃縮した。残留物をクロロホルム/メタノール/トリエチルアミン(10:0.2:0.01)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(200g、20×3.6cm)によって精製した。 収量:879mg(63%)、無色の固体 融点:45℃ 1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):1.33(s、9H)、2.31(s、3H)、3.22(dd、J=14.6、8.4Hz、1H)、3.27(dd、J=15.0、6.7Hz、1H)、4.99(q、J=7.7Hz、1H)、6.98(t、J=6.8Hz、1H)、7.07(t、J=6.9Hz、1H)、7.12(d、J=2.1Hz、1H)、7.33(d、J=7.9Hz、1H)、7.49(d、J=7.7Hz、1H)、7.74(d、J=7.9Hz、1H)、10.87(s、1H).] [0160] 工程4: (S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エタンアミン ジクロロメタン(6mL)中の(S)−t−ブチル2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチルカルバマート(879mg、2.6mmol)の溶液をトリフルオロ酢酸(3mL)で処理しかつ室温で30分撹拌した。反応混合物を引き続き減圧濃縮し、それにより標題化合物がトリフルオロアセタートとして得られた。 収量:940mg(100%)、褐色の油 1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):2.30(s、3H)、3.40(dd、J=14.6、8.4Hz、1H)、3.47(dd、J=15.1、5.8Hz、1H)、5.06(dd、J=8.3、5.8Hz、1H)、6.98(t、J=6.9Hz、1H)、7.09(t、J=7.0Hz、1H)、7.13(dd、J=5.4、3.0Hz、1H)、7.36(d、J=8.0Hz、1H)、7.41(d、J=7.8Hz、1H)、9.01(s、3H)、11.05(s、1H).] [0161] 塩基を遊離するためにトリフルオロアセタートをジクロロメタン(30mL)中に溶解させかつ炭酸カリウムの飽和溶液(3×20mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を減圧濃縮した。 収量:640mg(100%) N4−((S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン(例11、ジアステレオマー混合物) 無水テトラヒドロフラン(20mL)中の(S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エタンアミン(180mg、0.74mmol)および4−ジメチルアミノ−4−フェニルシクロヘキサノン(161mg、0.74mmol)の溶液を硫酸ナトリウム(500mg)で処理しかつ室温で2時間撹拌した。酢酸(111mg、1.85mmol)の添加後に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(235mg、1.11mmol)添加しかつその反応混合物を室温で72時間撹拌した。溶剤を真空中で除去し、残留物を1M炭酸カリウム溶液(50mL)で処理しかつ酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を減圧濃縮した。粗製生成物をクロロホルム/メタノール/トリエチルアミン(10:0.2:0.1→10:0.5:0.1)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(80g、20×1.6cm)によって精製した。生成物が塩酸塩として沈殿したため、残留物を酢酸エチル(30mL)中に溶解させかつ炭酸カリウムの飽和溶液(40mL)で洗浄した。水性相を酢酸エチル(3×40mL)で抽出しかつ合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させた。 収量(ジアステレオマー混合物、約2:1):195mg(59%)、無色の固体 融点:47−52℃ 1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):1.29−1.64(m、9H)、1.87(s、2H)、1.88(s、4H)、2.24(s、1H)、2.25(s、2H)、2.35(d、J=8.4Hz、0.33H)、2.42(d、J=12.4Hz、0.67H)、3.12(d、J=7.4Hz、0.67H)、3.22(d、J=6.2Hz、1.33H)、4.27(q、J=7.5Hz、0.33H)、4.38(q、J=7.5Hz、0.67H)、6.92(t、J=6.9Hz、0.33H)、6.94−6.99(m、0.67H)、6.99−7.03(m、0.33H)、7.04−7.08(m、1H)、7.13−7.25(m、3H)、7.25−7.39(m、3.33H)、7.43(d、J=7.85Hz、1.33H)、10.77(s、0.33H)、10.83(s、0.67H). 13C−NMR(100MHz、DMSO−d6):11.1;24.4;25.3;26.8;28.0;28.3;29.4;30.2A;30.4;30.5;30.7;37.4;38.0;53.0;53.2;53.3;53.8;58.6;60.7;109.3;109.4;111.3;111.4;117.8;117.9;118.3;118.3;120.8;120.9;123.4;123.5;126.1;126.7;126.9;127.0;127.0;127.2;127.5;127.6;128.1;128.8;135.9;136.0;138.7;166.3;181.3;181.4.] [0162] 例12および例13: 工程1: (R)−ベンジル1−ヒドラジニル−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート 無水テトラヒドロフラン(100mL)中の(R)−2−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロピオン酸(6.76g、20mmol)の溶液を1,1’−カルボニルジイミダゾール(3.89g、24mmol)で処理しかつ室温で2時間撹拌した。ガス発生終了後にテトラヒドロフラン(100mL、100mmol)中のヒドラジンの1M溶液を滴加しかつ室温で18時間撹拌した。沈殿した固体を濾別した。 収量:2.42g(34%)、白い固体 融点:205−210℃ 1H−NMR(DMSO−d6):2.91(dd、1H、J=14.2、9.2Hz);3.04(dd、1H、J=14.4、5.5Hz);4.20−4.27(m、1H);4.93(d、1H、J=3.1Hz);6.97(t、2H、J=7.6Hz);7.05(t、1H、J=7.1Hz);7.14(d、1H、J=2.1Hz);7.24−7.40(m、6H);7.61(d、1H、J=7.6Hz);9.22(s、1H);10.79(s、1H).幅広いシグナル3.5−5.0ppm下の3H。] [0163] 工程2: (R)−ベンジル2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エチルカルバマート 無水テトラヒドロフラン(100mL)中の(R)−ベンジル1−ヒドラジニル−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート(2.42g、6.86mmol)の溶液を1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.31g、8.08mmol)およびトリエチルアミン(817mg、1.12mL、8.08mmol)で処理しかつ室温で2日間撹拌した。反応混合物を引き続き減圧濃縮しかつ残留物(4.50g)をクロロホルム/メタノール(9:1)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によって精製した。 収量:2.30g(88%)、白い固体 融点:81−88℃ 1H−NMR(DMSO−d6):3.13(dd、1H、J=14.5、8.3Hz);3.23(dd、1H、J=14.5、6.9Hz);4.73(q、1H、J=8.2Hz);5.00(s、2H);6.98(t、1H、J=7.6Hz);7.07(dt、1H、J=7.5、1.0Hz);7.15(d、1H、J=2.2Hz);7.25−7.40(m、6H);7.52(d、1H、J=7.8Hz);8.05(d、1H、J=7.8Hz);10.88(s、1H);12.18(br s、1H). 13C−NMR(DMSO−d6):27.1;48.9;65.5;109.0;111.4;117.9;118.4;120.9;123.8;127.0;127.6;127.7;128.3;136.0;136.7;154.7;155.5;156.4.] [0164] 工程3 (R)−5−(1−アミノ−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン 無水テトラヒドロフラン(100mL)中の(R)−ベンジル2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)エチルカルバマート(2.00g、5.3mmol)の溶液を活性炭(230mg)上の20%水酸化パラジウムで処理しかつ40℃かつ3barで5時間水素化した。新たに触媒(200mg)を添加しかつ6barかつ40℃でさらに18時間水素化した。今度はメタノール(50mL)を添加しかつ6barかつ40℃でさらに24時間水素化した。触媒を濾別し、濾液を減圧濃縮しかつ残留物(1.43g)をクロロホルム/メタノール(9:1)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によって精製した。 収量:684mg(53%)、帯黄色の固体 融点:66−80℃ 1H−NMR(DMSO−d6):3.01(dd、1H、J=14.5、6.5Hz);3.09(dd、1H、J=14.3、7.4Hz);3.97(t、1H、J=7.0Hz);6.96(ddd、1H、J=8.0、7.0、1.0Hz);7.06(ddd、1H、J=8.1、7.0、1.2Hz);7.12(d、1H、J=2.4Hz);7.33(td、1H、J=8.1、0.9Hz);7.47(d,1H、J=8.0Hz);10.84(s、1H).3つの交換可能なプロトンを同定することができなかった。 13C−NMR(DMSO−d6):30.4;49.5;109.6;111.4;118.0;118.3;120.8;123.6;127.2;136.0;155.0;159.6.] [0165] 5−((R)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(例12、非極性ジアステレオマー)および(例13、極性ジアステレオマー) 無水テトラヒドロフラン(100mL)中の(R)−5−(1−アミノ−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(673mg、2.75mmol)および4−ジメチルアミノ−4−フェニルシクロヘキサノン(597mg、2.75mmol)の溶液を硫酸ナトリウム(1.00g)で処理しかつ室温で4時間撹拌した。酢酸(412mg、393μL、6.87mmol)の添加後に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(878mg、4.12mmol)添加しかつその混合物を室温で2日間撹拌した。溶剤を引き続き減圧濃縮し、残留物を1M炭酸カリウム溶液(50mL)で処理しかつ酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を減圧濃縮した。粗製生成物(1.15g)を酢酸エチル/メタノール(9:1)および1%トリエチルアミンを用いたフラッシュクロマトグラフィー(100g、20×4.0cm)によって精製した。] [0166] 得られた比較的非極性生成物(635mg)をクロロホルム/メタノール(5:1)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(38g、20×2.5cm)によって再度精製した。単離した物質(571mg)を1M炭酸カリウム溶液(20mL)に取りかつ酢酸エチル(6×10mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を減圧濃縮した。 収量(例12、非極性ジアステレオマー):423mg(35%)、白いフォーム 融点:110−113℃ 1H−NMR(DMSO−d6):1.30−1.65(m、6H);1.89(s、6H);2.11(br s、1H);2.38−2.48(m、2H);3.07−3.12(m、2H);3.94(br s、1H);6.97(dd、1H、J=7.9、7.1、1.1Hz);7.02−7.09(m、1H);7.12(d、1H、J=2.3Hz);7.18−7.36(m、6H);7.47(s、1H、J=7.8Hz);10.85(s、1H);11.90(br s、1H).13C−NMR(DMSO−d6):20.7;26.8;28.3;29.1;30.1;31.1;53.4;109.6;111.4;117.8;118.4;120.9;123.6;126.9;127.1;127.3;136.0;154.9;158.2. [α]D24=+9.5(c 1.0、MeOH)] [0167] 得られた比較的極性生成物(183mg(15%))を1M炭酸カリウム溶液(10mL)に取りかつ水性相を酢酸エチル(5×10mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を減圧濃縮した。 収量(例13、極性ジアステレオマー):98mg(8%)、白い固体 融点:90−105℃ 1H−NMR(DMSO−d6):0.80−1.00(m、2H);1.40−1.82(m、6H);1.88(s、6H);2.40−2.47(m、2H);2.98(d、2H、J=7.3Hz);3.82(br s、1H);6.93(ddd、1H、J=7.9、7.1、1.0Hz);6.95−7.06(m、2H);7.21−7.41(m、7H);10.78(s、1H、)、11.95(br s、1H). 13C−NMR(DMSO−d6):20.7;28.1;28.9;29.4;30.5;37.9;53.5;109.5;111.4;117.7;118.3;120.8;123.4;126.5;127.0;127.7;127.9:136.0;154.9;158.1. [α]D24=+4.4(c 1.0、MeOH)] [0168] 例14および例15: 工程1: (R)−t−ブチル1−(1−アミノエチリデンアミノオキシ)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート 例11(工程2)と同様にしてN’−ヒドロキシアセトアミド(400mg、5.39mmol、製造は例11の工程1を参照)および(R)−2−(t−ブトキシオキシカルボニルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロピオン酸(1.36g、4.48mmol)を変換した。 収量:1.91g(98%) 融点:70−75℃ 1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):1.33(s、9H)、1.76(s、3H)、2.99(dd、J=14.2、9.1Hz、1H)、3.16(dd、J=14.5、5.1Hz、1H)、4.38(dt、J=8.7、5.3Hz、1H)、6.37(br s、2H)、6.98(t、J=6.9Hz、1H)、7.07(t、J=6.9Hz、1H)、7.14(d、J=2.2Hz、1H)、7.24(d、J=8.4Hz、1H)、7.33(d、J=7.9Hz、1H)、7.58(d、J=7.7Hz、1H)、10.84(s、1H).] [0169] 工程2: (R)−t−ブチル2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチルカルバマート アセトニトリル(40mL)中の(R)−t−ブチル1−(1−アミノエチリデンアミノオキシ)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソプロパン−2−イルカルバマート(1.91g、5.3mmol)の溶液をMolsieb 4Å(1mg)で処理しかつ120℃で48時間テフロン圧力容器中で撹拌した。Molsiebをひ引き続き濾別しかつ濾液を減圧濃縮した。残留物をクロロホルム/メタノール/トリエチルアミン(10:0.2:0.01)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(200g、20×3.6cm)によって精製した。 収量:1.81g(100%)] [0170] 工程3 (R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エタンアミン ジクロロメタン(10mL)中の(R)−t−ブチル2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチルカルバマートの溶液をトリフルオロ酢酸(6mL)で処理しかつ室温で5時間撹拌した。反応混合物を引き続き減圧濃縮した。残留物をジクロロメタン(30mL)中に溶解させかつ炭酸カリウムの飽和溶液(3×20mL)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を減圧濃縮した。残留物をクロロホルム/メタノール/トリエチルアミン(10:0.2:0.1)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(200g、20×3.6cm)によって精製した。 収量:727mg(100%)、帯褐色の油 1H−NMR(300MHz、DMSO−d6.:2.27(s、5H)、3.13(dd、J=14.3、6.6Hz、1H)、3.21(dd、J=14.2、7.2Hz、1H)、4.36(t、J=6.8Hz、1H)、6.95(t、J=6.9Hz、1H)、7.05(t、J=6.9Hz、2H)、7.31(d、J=8.0Hz、1H)、7.44(d、J=7.6Hz、1H)、10.84(s、1H).] [0171] N4−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン(例14、非極性ジアステレオマー)および(例15、極性ジアステレオマー) 無水テトラヒドロフラン(50mL)中の(R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エタンアミン(400mg、1.65mmol)および4−ジメチルアミノ−4−フェニルシクロヘキサノン(358.7g、1.65mmol)の溶液を硫酸ナトリウム(1.1mg)で処理しかつ室温で2時間撹拌した。酢酸(248mg、4.1mmol)の添加後に水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム(524mg、2.47mmol)添加しかつその反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶剤を真空中で除去し、残留物を1M炭酸カリウム溶液(50mL)で処理しかつ酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を減圧濃縮した。粗製生成物を酢酸エチル/イソプロパノール/トリエチルアミン(10:0.3:0.01→5:1:0.1)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(400g、20×5.6cm)によって精製した。 収量(例14、非極性ジアステレオマー):315mg(43%)、無色の固体 融点:52−54℃ 1H−NMR(400MHz、DMSO−d6):1.39(t、J=14.5Hz、2H)、1.48(t、J=11.0、2H)、1.58(d、J=12.0Hz、2H)、1.89(s、6H)、2.25(s、3H)、2.36(dd、J=9.2、5.0Hz、2H)、2.42(d、J=13.0Hz、2H)、3.22(d、J=6.6Hz、2H)、4.38(t、J=7.0Hz、1H)、6.97(ddd、J=7.9、7.0、1.0、Hz、1H)、7.05(ddd、J=8.2、7.2、1.1Hz、2H)、7.21(t、J=6.9Hz、1H)、7.25−7.34(m、5H)、7.44(d、J=7.9Hz、1H)、10.81(s、1H). 13C−NMR(100MHz、DMSO−d6):11.0;26.8;28.3;30.4;37.4;53.1;53.2;58.6;109.4;111.3;117.8;118.3;120.8;123.5;126.1;126.6;127.1;0;127.2;136.0;138.8;166.0;181.4. 収量(例15、極性ジアステレオマー):98mg(13%)、無色の固体 融点:62−64℃ 1H−NMR(300MHz、DMSO−d6):0.90(q、J=9.8Hz、3H)、1.53(m、3H)、1.80(d、J=13.1Hz、2H)、1.92(s、6H)、2.24(s、3H)、2.32−2.47(m、2H)、3.12(d、J=7.2Hz、2H)、4.27(t、J=7.0Hz、1H)、6.92(td、J=6.8、4.1Hz、2H)、7.02(t、J=6.9Hz、1H)、7.22−7.43(m、7H)、10.77(s、1H). 13C−NMR(100MHz、DMSO−d6):11.0;28.0;29.3;30.2;30.4;30.5;37.9;53.2;53.7;54.8;109.3;111.3;117.8;118.3;120.8;123.4;126.3;126.9;127.4;127.6;127.8;135.9;166.3;181.3.] [0172] 例16および例17: 工程1: (S)−t−ブチル2−(1H−インドール−3−イル)−3−オキソ−3−(プロプ−2−イニルアミノ)プロピルカルバマート THF(7mL)中の(S)−3−(t−ブトキシオキシカルボニルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)プロピオン酸(1.0g、3.3mmol)の溶液を室温で少量ずつカルボニルジイミダゾール(535mg、3.3mmol)で処理しかつ室温で2時間撹拌し、その後でプロパルギルアミン(270mg、5.0mmol)を滴加した。室温で1時間後にジエチルエーテル(80mL)で希釈し、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(2×20mL)で洗浄しかつ硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶剤を真空中で除去しかつ残留物をジエチルエーテルから再結晶した。 収量:890mg(79%)、白い固体 1H−NMR(CDCl3):1.42(9H、s);2.14(1H、t、J=2.4Hz);3.15−3.33(2H、m);3.93(2H、br s);4.43(1H、br s);5.10(1H、br s);6.00(1H、br s);7.06(1H、d、J=2Hz);7.14(1H、m);7.21(1H、m);7.37(1H、d、J=8Hz);7.65(1H、d、J=8Hz);8.10(1H、br s).] [0173] 工程2: (S)−t−ブチル2−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチルカルバマート アセトニトリル(2mL)中の塩化金(III)(45mg、0.15mmol)の溶液を室温でアセトニトリル(6mL)中の(S)−t−ブチル2−(1H−インドール−3−イル)−3−オキソ−3−(プロプ−2−イニルアミノ)プロピルカルバマート(512mg、1.5mmol)の溶液で処理しかつ50℃で18時間撹拌した。溶剤を真空中で除去しかつ残留物を酢酸エチル/シクロヘキサン(1:1)を用いたフラッシュクロマトグラフィー(20g、16×2.5cm)によって精製した。 収量:330mg(64%) 1H−NMR(CDCl3):1.41(9H、s);2.23(3H、s);3.38(2H、m);5.20(2H、br s);6.61(1H、s);6.90(1H、s);7.07(1H、t、J=7.6Hz);7.16(1H、t、J=7.6Hz);7.32(1H、d、J=8Hz);7.43(1H、d、J=8Hz);8.06(1H、br s).] [0174] 工程3 (S)−2−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エタンアミン ジクロロメタン(10mL)中の(S)−t−ブチル2−(1H−インドール−3−イル)−2−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチルカルバマート(320mg、0.93mmol)の溶液を0℃で一滴ずつトリフルオロ酢酸(1.5mL、20mmol)で処理しかつ室温で30時間撹拌した。引き続き、ジクロロメタン(80mL)で希釈し、炭酸水素ナトリウムの飽和溶液(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させかつ溶剤を真空中で除去した。 収量:220mg(98%)、褐色の油 1H−NMR(CDCl3):2.09(2H、br s);2.29(3H、s);3.18(1H、dd、J=14.4および8.4Hz);3.42(1H、dd、J=14.4および5Hz);4.38(1H、m);6.61(1H、s);7.05(1H、s);7.10(1H、m);7.19(1H、m);7.35(1H、d、J=8Hz);7.55(1H、d、J=8Hz);8.09(1H、br s).]
权利要求:
請求項1 一般式(1)式中、Y1、Y1’、Y2、Y2’、Y3、Y3’、Y4およびY4’は、それぞれ相互に無関係に、−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)−OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0および−NHC(=O)N(R0)2から成る群から選ばれるか;あるいはY1とY1’、またはY2とY2’、またはY3とY3’、またはY4とY4’は共に=Oを表わし;Qは−R0を表わし;Xは=O、=CR6R7または=N−R6を表わし;R0はそれぞれ無関係に−C1−8−アリファト、−C3−12−シクロアリファト、−アリール、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−C3−12−シクロアリファト、−C1−8−アリファト−アリール、−C1−8−アリファト−ヘテロアリール、−C3−8−シクロアリファト−C1−8−アリファト、−C3−8−シクロアリファト−アリールもしくは−C3−8−シクロアリファト−ヘテロアリールを表わし;R1およびR2は相互に無関係にHもしくは−R0を表わすか;あるいはR1とR2は共に−CH2CH2OCH2CH2−、−(CH2)3−6−または−CH2CH2NR’CH2CH2−、式中R’=−H、−R0もしくは−C(=O)R0、を表わし;R3は−R0を表わし;R4は−H、−C(=O)R0または−R0を表わし;R5は−H、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)H、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0または−NHC(=O)N(R0)2を表わし;R6およびR7はそれぞれ相互に無関係にH、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、−R0、−C(=O)H、−C(=O)R0、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0または−NHC(=O)N(R0)2を表わすか;あるいはR5およびR6は共に1個の5もしくは6員環を形成し、その残りの環原子はそれぞれ相互に無関係にC、N、SまたはOであり、その際、この環は芳香族もしくは非芳香族の、非置換又は、相互に無関係に、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)−NHR0および−NH−C(=O)N(R0)2から成る群から選ばれる置換基によってモノ置換又はポリ置換されており;その際、「アリファト」はそれぞれ、分枝状又は非分枝状、飽和もしくは一価ないしは多価不飽和の、非置換あるいはモノ置換又はポリ置換の脂肪族炭化水素基であり;「シクロアリファト」はそれぞれ飽和もしくは一価ないしは多価不飽和の、非置換あるいはモノ置換又はポリ置換の脂環式の単環状又は多環状の炭化水素基であり、この炭化水素基の環炭素原子の数が好ましくは記載された範囲内であり;その際、「アリファト」および「シクロアリファト」について「モノ置換又はポリ置換」とは、相互に無関係に、−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)N(R0)2、−OH、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NHC(=O)NH2、−NHC(=O)−NHR0、−NH−C(=O)N(R0)2、−Si(R0)3および−PO(OR0)2から成る群から選ばれる置換基による1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換、例えばモノ、ジ、トリ置換または完全な置換のことであり;「アリール」はそれぞれ無関係に、少なくとも1つの芳香環を有するがこの環にヘテロ原子を含まない炭素環系を表わし、その際、アリール基は場合によっては更なる飽和、(部分的に)不飽和もしくは芳香族の環系と縮合していてもよくかついずれのアリール基も非置換あるいはモノ置換又はポリ置換であってもよく、その際、アリール置換基は同じでも異なっていてもよくかつアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく;「ヘテロアリール」は1、2、3、4もしくは5個のヘテロ原子を有する5、6もしくは7員環の芳香族基を表わし、その際、ヘテロ原子は同じかもしくは異なって窒素、酸素もしくは硫黄であり、かつヘテロ環は非置換あるいはモノ置換又はポリ置換であってもよく;その際、ヘテロ環における置換の場合には置換基は同じかもしくは異なっていてもよくかつヘテロアリールのあらゆる任意かつ可能な位置にあってもよく;かつその際、ヘテロ環は二環系もしくは多環系の部分であってもよく;その際、「アリール」および「ヘテロアリール」に関して「モノ置換又はポリ置換の」とは−F、−Cl、−Br、−I、−CN、−NO2、−CHO、=O、−R0、−C(=O)R0、−C(=O)H、−C(=O)OH、−C(=O)OR0、−C(=O)NH2、−C(=O)NHR0、−C(=O)−N(R0)2、−OH、−O(CH2)1−2O−、−OR0、−OC(=O)H、−OC(=O)R0、−OC(=O)OR0、−OC(=O)NHR0、−OC(=O)N(R0)2、−SH、−SR0、−SO3H、−S(=O)1−2−R0、−S(=O)1−2NH2、−NH2、−NHR0、−N(R0)2、−N+(R0)3、−N+(R0)2O−、−NHC(=O)R0、−NHC(=O)OR0、−NH−C(=O)NH2、−NHC(=O)NHR0、−NHC(=O)N(R0)2、−Si(R0)3、−PO(OR0)2から成る群から選ばれる置換基による環系の1個以上の水素原子のモノ置換又はポリ置換のことであり;その際、場合によっては存在するN環原子はそれぞれ酸化されていてもよい;で示される化合物、あるいはその個々の立体異性体又はこれらの混合物、その遊離化合物及び/又はその生理学的に許容し得る塩。 請求項2 一般式(1.1)または(1.2)を有し、式中、存在する場合に限り、A1は−N=、−NH−、−NR8−または−CR8=を表わし;A2は=N−、−C(=O)−または=CR9−を表わし;A3は−O−、−NH−または−NR10−を表わし;かつR5’、R5”、R8、R9およびR10は相互に無関係にそれぞれ−H、=Oまたは−C1−8−アリファトを表わす、請求項1に記載の化合物。 請求項3 一般式(2)、(3)、(4)、(5)または(6)を有し、式中、存在する場合に限り、RA、RB、RCおよびRDは、相互に無関係に、−H、−C1−8−アリファト、−OH、−OC1−8−アリファト、−CF3、−F、−Cl、−Br、−NO2、−CN、−ヘテロアリール、−C1−8−アリファト−アリールおよび−C1−8−アリファト−ヘテロアリールから成る群から選択されており;かつ(ヘテロ−)アリールは−ヘテロアリールまたは−アリールを表わす、請求項1に記載の化合物。 請求項4 (S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド;(S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド;(±)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド;(±)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパンアミド;(S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド;(S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプロパンアミド;(S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルプロパンアミド;(S)−2−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N−メチルプロパンアミド;5−((S)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;5−((S)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;N4−((S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;5−((R)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;5−((R)−1−(4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシルアミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;N4−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−((R)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−((S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−((S)−2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−フェニルエチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル)−N1,N1,N4−トリメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−フェニルエチル)−N1,N1,N4−トリメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N1,N1,N4−トリメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N1,N1,N4−トリメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;5−(1−((4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシル)(メチル)アミノ)−2−(1H−インドール−3−イル)エチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン;2−((4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルシクロヘキシル)(メチル)アミノ)−3−(1H−インドール−3−イル)−N,N−ジメチルプパロンアミド;N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−1−(3−フルオロフェニル)−N1,N1−ジメチルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−1−(3−フルオロフェニル)−N1,N1−ジメチルシクロヘキサン−1,4−ジアミン;N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N−(4−(ジメチルアミノ)−4−(3−フルオロフェニル)シクロヘキシル)ケイ皮酸アミド;およびN−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)エチル)−N−(4−(ジメチルアミノ)−4−(3−フルオロフェニル)シクロヘキシル)ケイ皮酸アミド;(R)−N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチルオキサゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン(S)−N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−メチルチアゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−ペニルシクロ−ヘキサン−1,4−ジアミン(R)−N4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−メチルチアゾール−2−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−ペニルシクロ−ヘキサン−1,4−ジアミンN4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−フェニルエチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミン二塩化水素化物N−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル)−N−(4−ジメチルアミノ−4−フェニルシクロヘキシル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミドN4−(2−(1H−インドール−3−イル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル)−N1,N1−ジメチル−1−フェニルシクロヘキサン−1,4−ジアミンから成る群から選ばれる、請求項1記載の化合物又はその生理学的に許容し得る塩。 請求項5 個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩の形にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物、ならびに場合によっては適当な添加剤および/または助剤および/または場合によっては他の有効物質を含む医薬。 請求項6 痛みの治療のための医薬の製造への、個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩の形にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物の使用。 請求項7 不安状態、ストレスおよびストレスに伴う症候群、鬱病、てんかん、アルツハイマー病、老年性認知症、一般的な認知的機能障害、学習障害および記憶障害(抗認知症薬として)、禁断症状、アルコール−および/または麻薬−および/または薬物濫用および/または−依存症、性機能障害、心血管疾患、低血圧、高血圧、耳鳴り、そう痒症、偏頭痛、聴覚異常、腸運動の欠如、食物摂取障害、食欲不振症、肥満症、運動器官障害、下痢、悪液質、尿失禁の治療のための、ないしは筋弛緩薬、抗けいれん剤または麻酔剤としての、ないしはオピオイド鎮痛薬もしくは麻酔剤を用いた治療における併用投与のための、利尿または抗ナトリウム排泄増加、不安緩解のための、運動活性の調節のための、神経伝達物質の放出の調整およびこれに伴う神経組織変性疾患の治療のための、禁断症状の治療のための、および/またはオピオイド依存性の可能性の軽減のための医薬の製造への、個々の立体異性体もしくはこれらの混合物、遊離化合物および/またはその生理学的に許容し得る塩および/または溶媒和化合物の形にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物の使用。
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引用文献:
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